地方現役最古の阪堺チン電 往時の姿復元に協力 大阪2011.6.10 02:21

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現役最古の阪堺チン電 往時の姿復元に協力 大阪

2011.6.10 02:21

 ■沿線の小学生ら金具磨き

 開業100年を迎えた大阪市南部と堺市を結ぶ路面電車「阪堺電気軌道」が、同線を走る日本最古の現役電車「モ161形車」の就役80年を記念し、車両を昭和40年代の姿に復元する作業を行っている。9日は、沿線の小学生らが大阪市住吉区の我孫子道車庫で、金具磨きなどの作業に協力した。

 モ161形車は、昭和3~6年に製造、就役した車両で、同線では現在10両が現役として活躍中。現在通常運行している電車の中では日本最古という。同軌道では、1両について昭和40年代の色調などを再現して懐かしんでもらおうと、4月から復元作業を続けている。

 この日作業に協力したのは、同線沿線に位置する大阪市立清水丘小学校(住吉区)と堺市立錦西小学校(堺区)の児童ら。ゴム手袋とマスクを着けた児童らは、磨き粉を使って電車の取っ手など金属部品を磨き、ピカピカになった部品を得意げに見せていた。

 完成した復元車両は同車庫で12日に催される「路面電車まつり」で一般公開。まつりでは、車庫・車両見学やミニSL体験乗車、運転シミュレーションなどが行われる。問い合わせなどは同軌道営業課((電)06・6671・3080)。

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