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【ゴルフ】石川遼、48位に後退、“3日目の壁” “74”も攻めて悔いなし2011年6月20日 紙面から
◇全米オープン<第3日>18日、米メリーランド州ベセスダ・コングレッショナルCC(7574ヤード、パー71)▽晴れのち曇り、気温33度、弱風▽賞金総額800万ドル、優勝144万ドル▽72選手 【ベセスダ(米メリーランド州)寺西雅広】石川遼(19)=パナソニック=にまたも“3日目の壁”が立ちふさがった。2バーディー、5ボギーの74と崩れ、通算5オーバーで48位に後退。過去のメジャーでも3日目にスコアを伸ばしたことはないが、遼自身は攻めの姿勢を貫いた結果に納得顔。最終日も攻め抜き、昨年の33位以上を目指す。久保谷健一(39)は74で回り、通算7オーバーの57位。ロリー・マキロイ(英国)が2位と8打差の通算14アンダーに伸ばし、メジャー初Vへ王手をかけた。 またも伸ばせなかった。メジャーの3日目。18番で5メートルのパーパットを外すと、ギャラリーからため息が漏れた。上位争いから大きく後退する5ボギー。だが、遼は悲嘆していなかった。 「3日目は攻めが裏目に出た人が落としている。僕もきょうは攻めた結果。スコアは残念だけど、プレーしていて楽しかった」 予選が終わり、各選手が攻めてくる3日目。順位が動きやすいことから「ムービングサタデー」と呼ばれる勝負の“分岐点”で、遼も攻めた。中でも9番では残り230ヤードから3番アイアンで2オン狙い。結果は左の林に突っ込んで橋の上にボールが落ちる大トラブルに見舞われたが、「あそこで刻むことは考えられない。2オンしか見えてなかった」と振り返る。 メジャーの予選突破は過去4度。その全てで3日目はスコアを落としている。「メジャーの3日目には『スコアを動かす』という明確な意思が感じられる。それにトライできる技術が僕にはまだ足りない」 9番も2日目までは636ヤードだったが、この日はティーグラウンドを72ヤード前へ。2オンを狙え−。無言の“挑戦状”に応えた結果のボギー。そのまま後半も立て直せずスコアを落としたが、後悔はない。 「自分にはまだ厳しい。でも、去年よりもやれるという感覚はある。最終日はもっと難しくなると思うが、きょうのリベンジをしたい」 昨年も3日目に75と落とし、優勝争いから後退。だが、体力を使い果たした1年前に比べれば、まだ余力はある。「最後に60台を出したい」。目標は1年前の33位超え。最後まで攻め抜き、スコアを動かす。 PR情報
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