白鵬、温泉地「東の横綱」とタッグ…宮城・大崎市「宝大使」就任

慰問先で子供たちと記念撮影をした白鵬（中央）

　大相撲の横綱・白鵬（２６）＝宮城野＝が、温泉地の「東の横綱」とタッグを組むことになった。１８日、震災で被災した宮城・大崎市を慰問し、同市の観光大使である「大崎市　宝大使」に就任することが発表された。

　大崎市・鳴子温泉にある鳴子スポーツセンターで被災者１０００人と炊き出しやちびっ子相撲などで交流した白鵬は「日本一の温泉街だしね。太いつながりを持っていきたい」と観光大使就任を快諾した。鳴子温泉は温泉雑誌の「温泉番付」で東の横綱に位置づけられている。「まさしく（自分と）合ってるね」と満面の笑みを見せた。

　就任を要請した大崎市長の伊藤康志氏（６１）は「大崎市、温泉をＰＲしていただきたい。名古屋場所は応援団を連れて行きます」と８連覇を目指す横綱の支援も約束。また、６月１日から発足した「名古屋宮城野部屋ファンクラブ」も慰問活動に参加した。震災から１００日目に２日間の慰問を終えた白鵬は「小さなことだが、やっていけば大きな力になる」と復興を願った。