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人気アイドルグループ、AKB48にすい星のごとく現れたスーパールーキー・江口愛実(あいみ)がやはりCGだったことが明らかになった。江口がイメージキャラクターを務める「アイスの実」を製造する江崎グリコがホームページで発表した。目は前田敦子(19)、髪と体は大島優子(22)など主要メンバーのパーツをいいとこ取りした“濃縮AKB”の江口。先週早々メディアに登場して以降、わき起こっていた正体をめぐる論争にようやく決着がついた。
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世の注目を集めた超大型新人は“会いに行けないアイドル”だった。
江崎グリコによると“正解”は目が前田、髪と体が大島、口が篠田麻里子(25)、まゆが渡辺麻友(17)、顔の輪郭は高橋みなみ(20)、鼻が板野友美(19)。声は12期研究生の佐々木優佳里(15)が担当しているという。
「江口のすべてが明らかになる」というグリコのCM「アイスのくちづけ 江口愛実誕生」編が全国で20日のみオンエアされる。「アイスのくちづけ」編はキャンペーン期間中、放送される。
江口が誕生したいきさつは「メンバーがもしも合体して一人の女の子になったとしたら、どんな女の子が誕生するのか」というスタッフの思いから発案された。
その思いが的中したように、江口が今月13日発売の「週刊プレイボーイ」で表紙デビューを飾るやいなや、大きな話題を集め、ファンの間ではCGなのか実体があるのかと論争がわき起こった。
CG説の根拠の幾つかがプロフィルにもちりばめられていた。名前の「江」は江崎グリコ、「口」はCMソング「アイスのくちづけ」、「愛」と「実」は「アイスの実」が語源。特技の陸上競技はグリコの「ひとつぶ300メートル」が元ネタでは、というものだった。
ふたを開ければ「やっぱり」の内容だが、プロデューサーの秋元康氏(55)が「彼女こそ究極」と評価していただけに、江口に強烈な存在感があったことは間違いない。しかし、会えないアイドルではAKBのコンセプト「会いに行けるアイドル」にはそぐわず、ファンからはため息が聞こえそうだ。
(デイリースポーツ提供)
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