八百長に関与したとして、日本相撲協会を解雇された元幕内蒼国来の恩和図布新(おんわとうふしん)氏(27)=中国出身=が17日、力士としての地位確認などを求める訴訟を東京地方裁判所に起こした。代理弁護士は、特別調査委員会が、元春日錦の報告書の一部分を削除したものを資料として提出したと指摘。元春日錦の供述に信頼性を欠くと主張した。
土俵復帰を目指す恩和図布新氏は、18日に所属していた荒汐部屋の力士とともに名古屋入りする。裁判で出廷する意思を見せ「春日錦関とは、あいさつ程度しかしたことがなく、話したこともない。裁判で顔を合わせたら聞いてみたいことがある」と話した。
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