<放射線>子供の年間被ばく限度…川口市が独自の規制値
毎日新聞 6月20日(月)20時39分配信
埼玉県川口市は20日、子供の放射線の年間被ばく限度を1.64ミリシーベルトとする独自の暫定規制値を発表した。国際放射線防護委員会が示す人工被ばくの年間限度1ミリシーベルトに、大地からの国内平均値0.34ミリシーベルトと宇宙からの平均値0.30ミリシーベルトを加えた値。自治体では全国初とみられるという。
市によると、屋外で8時間活動するとの前提で換算した場合、規制値は1時間当たり0.31マイクロシーベルトにあたる。7月中旬以降、市内10カ所で週1度測定し規制値を超えた場合、周辺の保育所、幼稚園、小中学校で屋外活動を1日3時間以内に制限する。市はこれまでに2回、この10カ所で測定。最大値は1時間当たり0.16マイクロシーベルトだった。
保護者から「放射線量が高くなった場合、子供をどう行動させればよいのか」などの問い合わせがあったために規制値を設定。会見した岡村幸四郎市長は「他の自治体に混乱が起きないか」との質問に、「ばらばらの値ではいけない。本来は国が基準を示すべきだ」と説明した。【鴇沢哲雄】
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最終更新:6月20日(月)20時39分
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