垂直離着陸輸送機オスプレイ、来年後半に配備 普天間問題にまた火種
産経新聞 6月7日(火)22時15分配信
北沢俊美防衛相は7日の記者会見で、近く沖縄県を訪問して仲井真弘多知事に米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備計画を説明する方針を明らかにした。米国防総省が6日、2012年後半の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)への同機配備を表明したことを受けたもの。沖縄側は同機について開発段階で事故が相次いだため配備に反対しており、普天間問題に新たな火種が浮上した形だ。
北沢氏は「(安全性で)心配がないことをできる限り説明したい」と述べた。12日に予定される仲井真氏との会談では、米側から提供された同機の安全性や騒音のデータを示し理解を求めたい考えだが、仲井真氏は同機が昨年も墜落事故を起こしていることなどを挙げ、反対する見通しだ。
同機は老朽化した輸送ヘリコプターCH46の後継で、ヘリのように垂直に離着陸できる一方、固定翼機として高速での長距離飛行が可能。米軍は12年秋以降から在沖縄海兵隊に24機の配備を予定している。
沖縄配備は10年以上前から検討されてきた。昨年8月に普天間飛行場の代替施設に関する日米専門家協議の報告書を発表した際、米側は同機の飛行経路を公表するよう日本政府に求めたが、日本側が難色を示し見送られた経緯がある。
同機配備の正式な通報は来年になる見通しだが、それを前にあえて米側が発表に踏み切ったのは「日本国内で反対論が巻き起こる前に先手を打つ狙いがあった」(政府高官)とみられる。
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北沢氏は「(安全性で)心配がないことをできる限り説明したい」と述べた。12日に予定される仲井真氏との会談では、米側から提供された同機の安全性や騒音のデータを示し理解を求めたい考えだが、仲井真氏は同機が昨年も墜落事故を起こしていることなどを挙げ、反対する見通しだ。
同機は老朽化した輸送ヘリコプターCH46の後継で、ヘリのように垂直に離着陸できる一方、固定翼機として高速での長距離飛行が可能。米軍は12年秋以降から在沖縄海兵隊に24機の配備を予定している。
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最終更新:6月7日(火)22時15分
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