練習前に、三都主(右)と大宮戦の反省をするストイコビッチ監督=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで
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名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(46)が19日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで、主力選手と反省会を行った。18日の大宮戦(瑞穂陸)で終了間際に失点し引き分け。怒りは収まったが、自らの傷を癒やすように、選手との会話を繰り返した。
練習前に全体ミーティングを約10分。逃げ切りに失敗した試合運びに触れたが、口調は穏やかで「気持ちを次の試合に向けよう」と促した。とはいえ、指揮官も2点のリードを守れなかった試合が頭から離れない。練習直前に、決定的なミスをしてしまった三都主を呼んで反省会。主力組がランニングを終えると、ケネディ、闘莉王に歩み寄って三者会談を10分しても、まだ足りない。最後は控え組の練習を終えたブルザノビッチをつかまえて、母国語で30分も話し込んだ。
三都主は「(最後の場面で)判断ミスをいろいろと話した。監督は怒ってないけど、痛いという感じで、僕も悔しい」と、挽回に気持ちを向ける。ストイコビッチ監督は、胸のつかえを思いっきり吐き出して、22日のC大阪戦(金鳥ス)の準備に気持ちを切り替えた。 (木本邦彦)
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