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【大リーグ】

松井決勝タイムリー!! 昨季王者にニコニコ連勝!!

2011年6月20日 紙面から

笑顔でベンチに戻る松井(共同)

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 【オークランド穐村賢】4番の一振りで、昨季王者に連勝だ。アスレチックスは18日(日本時間19日)、ジャイアンツとの交流戦に松井秀喜外野手(37)の決勝2点適時打で4−2で連勝し、通算4連勝とした。松井は左腕から2安打するなど、監督交代後の9日以降は左腕から打率3割5分3厘、3本塁打、7打点。松井のここぞの一撃に、昨季ワールドシリーズを制した敵将ボウチー監督も脱帽した。

 またまた左腕撃破で、松井が勝負強さを見せた。2点を追い付き、なおも5回1死一、三塁。一塁走者クリスプの盗塁で二、三塁とし、クラッチヒッターが真骨頂を発揮だ。3ボール1ストライクからの5球目、外角低めに逃げていくスライダー。「体勢は崩されたけど、ついていった感じ」。下半身の粘りでうまく合わせ、一、二塁間をしぶとく破る2点適時打。決勝打は今季5度目で実に5月2日のサヨナラ本塁打以来47日ぶり。4連勝に導いた55番は「試合展開の中では非常に大きな1本。状態はいい」と白い歯をこぼした。

 “左腕アレルギー”は、もう過去の話だ。メルビン新体制になってから、左腕相手に打率3割5分を超え、出塁率は4割、長打率も8割8分2厘。メルビン監督代行も「素晴らしいスイングをしている。むしろ左の方が打ってるくらい。信頼できる男だよ」と賛辞を惜しまなかった。

 守備でも頼られる男となりつつある。この日、17日の試合中の走塁で古傷のアキレスけん痛を悪化させた左翼のウィリンハムが欠場し、松井は4番で出場した。ウィリンハムは足を引きずるなど痛々しい様子で、故障者リスト入りの可能性もあるため、21〜26日のDH制のないナ・リーグ本拠地での交流戦(メッツとフィリーズ計6連戦)で松井の右翼起用を明言していた監督代行は「マツイにはレフトの準備もしてもらう。当初の予定(計2試合)より、守備に就く機会は増えるかも」とプラン変更を口にした。

 お預けとなった記念すべき日米通算500号達成は、時間の問題だろう。「早く出ればいい」。松井のバットで、前回(5月21〜23日)の対戦でスイープされた昨季王者に借りを返す。 (穐村賢)

 

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