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[政治]ニュース トピック:小沢一郎
「軍団」正念場 小沢氏の求心力は? 深まる急進派と穏健派の対立
2011.6.20 01:04
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民主党の小沢一郎元代表が自らを支持するグループの結束に腐心している。内閣不信任決議案をめぐり内部に深い亀裂が入ったためだ。小沢氏側近を自任し、不信任案賛成に積極的に動いた「急進派」と、側近争いに嫌悪感を覚え、不信任案にも否定的だった「穏健派」の距離は一気に広がり、決議案否決後も解消されていない。小沢氏は次期代表選をにらみ、主導権奪還に向け、4つあるグループの統合を検討しているが実現のハードルは高い。政界随一の結束を誇る軍団は正念場を迎えている。(山本雄史)
国会内の一室に16日午後、鳩山由紀夫前首相、菅直人首相、前原誠司前外相、野田佳彦財務相の各グループに所属する若手議員や中間派の計約20人が集まった。目的は代表選に向けた若手の足場づくり。そこには小沢氏を支持する衆院2~4回生でつくる「一新会」など小沢グループからも数人が参加した。いずれも、不信任案への賛成を拒んだ穏健派の面々だった。
小沢氏が進めた不信任案への同調を求める署名活動も一新会事務局長の岡島一正衆院議員ら急進派が仕切ってきた。穏健派の一新会会長代行、奥村展三衆院議員は署名活動を知らされてすらいなかった。
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