神戸市は20日、須磨海水浴場の海開きを7月7日にする、と発表した。同海水浴場については、今年4月、入れ墨の露出禁止と全面禁煙などを盛り込んだ条例が施行。市は警備体制を強化し、安心・安全な海水浴場の運営を目指す。
須磨海水浴場では昨年8月、音楽イベントに訪れた大学生らが麻薬や大麻を持っていたなどとして逮捕された。事件を受け、市は「須磨海岸を守り育てる条例」を改正。全国で初めて、海水浴客が入れ墨(タトゥー)を露出することを禁止したほか、喫煙スペース以外での禁煙も盛り込んだ。
市は5月上旬から、禁止行為を示した啓発看板を場内の21カ所に設置。期間中は昨年よりも警備員を増員し、パトロールも強化する。開設期間は昨年より10日間延ばし、31日までの56日間。約70万人の利用客を見込む。
アジュール舞子海水浴場(同市垂水区)も同じく7月7日に海開きし、8月21日まで。開設時間はいずれも平日が午前9時半〜午後5時、土日祝日は午前9時〜午後5時半。(三島大一郎)
(2011/06/20 21:00)
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