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クジラの里・長生浦に、クジラ解体場とイルカ飼育場
2011/06/20 09:11 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【蔚山聯合ニュース】かつて捕鯨が行われていた韓国のクジラの里・蔚山の長生浦にクジラの解体施設と野生のイルカを飼育し人に慣れさせる「馴致」施設が建設される。蔚山市南区が20日に明らかにした。

 長生浦洞の蔚山海洋警察署(敷地面積9000平方メートル)を来年移転し、跡地にクジラ解体場を建設する。衛生処理場、DNA分析室、研究室などを備える。韓国で座礁・混獲したクジラはすべてこの施設で処理する。

 処理後のクジラ肉にはDNAが記された流通証明書を発給する形で、韓国内のクジラ肉流通構造を改善し体系化する方針だ。

 また、解体場横には現在、現代尾浦造船長生浦工場があるが、同社との賃貸契約が終わる2014年に、イルカ馴致施設を設立する。飼育したイルカは長生浦鯨生態体験館の水族館で飼育したり、ソウルや済州のイルカショーを行う施設に販売する。

 現在、施設を備えイルカを飼育しているのは、世界でも日本の和歌山県太地町だけ。太地町では飼育したイルカやシャチを世界に観賞用として販売している。蔚山市南区も、2009年にクジラ生態体験館の水族館で飼育するイルカ5頭を、太地町から1頭当たり約7000万ウォン(約516万円)で購入した。

mazi38@yna.co.kr