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「2位じゃダメ?」のスパコン、速度世界1位に 理研

2011年6月20日19時34分

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写真:世界一になったスーパーコンピューター「京」=理化学研究所提供拡大世界一になったスーパーコンピューター「京」=理化学研究所提供

 理化学研究所が富士通と共同で開発中のスーパーコンピューター「京」が、20日発表されたスパコンの計算速度世界ランキングで1位になった。日本勢の世界一は2004年の「地球シミュレータ」以来7年ぶり。2位で中国製の「天河1号A」の3倍を超えるダントツの性能だ。

 「京」は神戸市の理研神戸研究所で06年から開発が始まった。総事業費は1120億円。毎秒1京(1兆の1万倍)回の計算速度を目指したため、この愛称がつけられた。

 スパコンは米欧中で開発競争が激しく、めざす「世界一」が危ぶまれた時期もあった。09年11月の事業仕分けでは、理研や文部科学省が、蓮舫行政刷新相に「2位じゃダメなんでしょうか」と問い詰められた。

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