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恩人の訃報に博多華丸、涙、涙…

 児玉さんの訃報に涙を浮かべた博多華丸=都内
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 児玉さんの訃報に涙を浮かべた博多華丸=都内

 児玉清さんのものまねがブレークのきっかけとなった、お笑いコンビ「博多華丸・大吉」が17日夜、都内で会見を行った。「アタック25」の児玉さんの口調まねを得意とする博多華丸(41)は、「僕らは児玉さんあっての華丸・大吉なので、感謝しています。お元気なうちに、もう一度お会いしたかった…残念です」と目を潤ませながら肩を落とした。

 15年前から児玉さんのものまねをしていたという華丸は、06年2月に「アタック25」をモチーフにした「あいうえお作文」ネタで、ピン芸人No.1決定戦「R‐1ぐらんぷり」を制した。同年8月には、同番組の芸能人大会にゲスト出演し、本家の児玉さんと初対面。華丸は「児玉さんは『僕は似てないと思うけど、家内が似てると言うんだよ』とおっしゃってくれました。器の大きい方で、普通なら怒られるのに寛大に僕らに接して下さったのが、うれしかった」と“恩人”に感謝した。

 07年に博多華丸・大吉がレギュラー出演したNHK教育「ドイツ語会話」は、当初は児玉さんを加えた3人でレギュラーの予定だったが、児玉さんが「教育番組でそういう(お笑いの)絡みは良くないから、私が降りるので彼らを使って」と局側に進言。本来なら降板危機となるはずの若い2人の仕事を確保した上で、自らは身を引く形をとったという。相方の博多大吉(40)も、「『僕のものまねで食えてるの?』と親心的に心配して下さっていた」と温和な人柄を振り返り、やるせない表情を浮かべた。

(2011年5月18日)

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