20日明け方、京都市西京区で、水道管が破裂して都市ガスの配管に水が流れ込み、周辺の住宅などでガス管から水が出て部屋が水浸しになるなどの影響が出ているほか、およそ1万世帯でガスや水道が使えなくなっています。復旧のめどは立っていないということです。
大阪ガスと京都市水道局によりますと、20日午前4時すぎ、京都市西京区の地中に埋設されている水道管が破裂し、隣にある都市ガスの配管に水が流れ込んだということです。このため、ガス管の圧力が高くなり、自動的にガスの供給が止まり、周辺のおよそ8300世帯でガスが使えなくなっているうえ、一部の小学校や住宅では、ガス管から水が出て部屋が水浸しになるなどの影響が出ています。消防や警察、大阪ガスが、この地域でガスを使わないよう注意を呼びかけているほか、区内のおよそ1500世帯が断水しています。大阪ガスでは、担当者150人を現場に向かわせ、ガスの栓を閉めたうえでガス管から水を抜き、供給の再開に向けて対応したいとしていますが、全体の状況が確認できないため、復旧のめどは立っていないとしています。また、京都市水道局では、ガス管の修理を優先するため、水道管の修理は見合わせていて、復旧のめどは立たないとということで、市では給水車を出すなどして、水を配っています。