2011-06-20 08:00:00 ryobaloの投稿

7月3日(日) 第9回★大阪「東トルキスタンデモ」

テーマ:抗議活動告知
★東トルキスタンの現状★

<教育による同化政策>
かつてウイグル人が通う学校では授業は概ねウイグル語であったが、、今世紀に入り同化政策が急速に強化されている。

西暦2000年には大学でウイグル語の授業が禁止され、全て中国語で行うようになった。
さらに2002年には高校で、2003年には中学で、2006年には小学校や幼稚園でさえも中国語教育が強制された。

学校の中でウイグル語で会話をすると先生に厳しく叱責され、成績面でも冷遇されるという。
当然ながら今までウイグル語で授業を行ってきた教師の多くは失業し、変わりに中国本土の農村地域から漢族の教師を連れて授業を行わせている。

<独身女性の半強制連行>
2006年から15~25歳の未婚女性を半強制的に中国本土へ連行して工場などで仕事をさせている。
賃金は年末に一括してわずか4000元(6万円)しか支払われない。

このような強制移住を農村部で年間8万人のペースで実施し、5年後には都市部の未婚女性も移住させる計画となっている。

ウイグル人が連行される理由として、漢族が忌避する低賃金労働をさせるためと、漢族の間では男女構成比が極端な偏りを見せているため、ウイグル人女性を補っているのだという。
まさに民族抹殺政策の第一歩である。

<就職差別>
一方で毎年数十万人の漢民族が東トルキスタンに移住し、今や政治だけでなくビジネスの分野でも中国人に牛耳られている状況である。

ウイグル人は就職したくても、中国人経営者から堂々と「ウイグル人は要らない」と露骨な差別を受けている。

ウイグル人の大学生の90%が職にありつけない状態となり、そのためウイグル人の若者の犯罪が増大傾向にあるという。

<男性に対する強制労働>
今年3月に、南部のホータンで、女性のみによるデモ行進が行われた。
男性の参加者がいなかった理由だが、南部のカシュガルやホータンでは毎年3~5月、ウイグル人男性はダムや橋などの建設工事のため、無給の強制労働に動員されるため、地元に男性がほとんど残らなくなるという。

しかも彼らは無給というだけでなく、食料なども自分で持参しなければならない。
まさに21世紀の奴隷制度である。

<宗教弾圧>
モスクには18歳以下、学生、公務員、定年退職者、女性が行くことは禁止されている。
ラマダンの時期に断食をすると学校や職場から追放される可能性がある。

学校でイスラム教を教育することも禁じられており、2004年に小学校で毎日イスラムについて教えていた教師が逮捕されて懲役3年の刑を喰らった。

<移動の自由の制限>
2008年に入り、ウイグル人には移動の自由も存在しない。
アクス、カシュガル、ホータンなどでは遠方に外出するときは地元の公安で外出先を報告しなければならない。各都市には検問所が設置され、ウイグル人のみが検問され、漢族は素通りできる。

<核実験による被害>
1964年から1995年まで行われた46回行われた核実験により、南部では奇形児がたくさん生まれている。

日本の研究者が最も少なく見積もった推計では127万人が死亡したという。
イリハム氏の故郷ハミは実験場から比較的近いのに被害がなかった。

これは風が東から西に吹いているときのみ実験が行われたからだ。
つまり中国本土には被害が及ばないようにし、ウイグル人の居住地域だけに集中被害をもたらしたのである。

今やウイグル人は将来に希望が持てないような状況に追い込まれている。
最近東トルキスタンではテロ事件が続発しているが、これはウイグル人たちに人権が認められていないため、もはや漢民族を道連れにして命を絶つしかないと考えているからだ。

イリハム氏の考えでは、テロや暴力には賛成はできないけれども、もはやそれしか手段は無く、彼らもまた被害者である。
これからテロ事件はもっと増えると確信しているとのことである。

イリハム氏の1時間に渡る講演は、70人の参加者全員が凍りつくような驚愕の内容であった。
本当はイリハム氏はもっともっと話したいことが沢山あるのだが、全て話したら半日を要するそうだ。

人権問題などは日本にしろ、ヨーロッパにしろ世界中どこにでもあるのは間違いない。
だがいまどき中国共産党ほど過酷な弾圧を行っている政権など北朝鮮やスーダンやジンバブエなど数えるぐらいしかないであろう。

北京オリンピックは講演会翌日の24日に閉幕したが、ウイグル人やチベット人に対する残虐行為が日々行われている中で、オリンピックなどに歓喜することほど愚かなことは無い。

人間社会は複雑で、仕事や学業や友人関係や恋愛などで日々悩みを多く抱えるだろうし、世界の至る所で犯罪や事故や災害によって罪の無い人が命を落とし、不幸に見舞われている。

世界中全ての人々から不幸を取り除くことは不可能である。
そういう前提で考えて見ても、国家権力による民族抹殺、宗教弾圧、人権蹂躙などは真っ先に根絶すべき最優先課題である。

13億の人口を抱える中国には莫大なビジネス・チャンスがあると張り切っている人たちに言いたい。まずは過酷な弾圧に苦しんでいる人たちに人間として生きるチャンスを与えるべきではなかろうか。金儲けはその後でも遅くは無いはずだ。

★7月3日(日) 第9回★大阪「東トルキスタンデモ」★

集合場所 愛染公園
地下鉄堺筋線 恵美須町駅 1A出口(徒歩5分) 
http://map.yahoo.co.jp/pl?p=%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E...

集合時間 16:00
デモ出発 16:30

主催 きなの会
協賛 日本シルクロード科学倶楽部

*チベット旗、南モンゴル旗の持込を歓迎します!日章旗も大歓迎です!

連絡先 kinakinakurukuru@ezweb.ne.jp(手嶋)
ブログ http://d.hatena.ne.jp/kinakinakurukuru/

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7月半ば、「パチンカス糾弾デモ」を計画しています。

これまでパチンコの禁止を訴えてきましたが、パチンコをする、同胞の日本人が一番バカなのです。同胞の覚醒をかねての企画です。

また、「反ピースボートデモ」を再度、おこなう予定にしています。
決定次第、発表いたします。
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