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東日本大震災:一関と藤沢の牧草からセシウム、暫定許容値を超える /岩手

 県は10日、一関市と藤沢町の牧草から、乳牛などに与える際の国の暫定許容値(1キロ当たり300ベクレル)を超える放射性セシウムを検出し、2市町の畜産農家に牧草の利用、放牧の自粛を要請したと発表した。

 県畜産課によると、宮城県内の牧草から基準を超える放射性物質が検出されたことなどから県境を接する2市町で9日に調査を実施した。結果は一関市で1キロ当たり1010ベクレル、藤沢町で同308ベクレルの放射性セシウムが検出された。

 県は今後、大船渡市や花巻市など県南の12市町で牧草と原乳を調査する。一関市と藤沢町では一旦牧草を刈り取り、新しく生えてくる草を追加調査する。県内では5月に滝沢村の牧草から放射性セシウムが検出され、同村では利用自粛が続いている。【山中章子】

毎日新聞 2011年6月11日 地方版

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