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小沢氏、野田氏支持も 民主代表選、独自候補擁立困難に

2011年6月19日3時2分

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 民主党の小沢一郎元代表は、菅直人首相が退陣した後の代表選に独自候補を擁立して勝つのは難しいと判断し、増税路線の凍結を条件に野田佳彦財務相を推す方向で調整に入った。「脱小沢」を主導してきた仙谷由人官房副長官ら菅政権中枢が擁立を目指す野田氏の支援にあえて乗り、影響力低下に歯止めをかける狙いがある。

 小沢氏は14日以降、自らに近い議員との会合で野田氏について「財務省の『公認候補』だが、増税路線を転換すれば支持が広がる」と強調。「財務省と近いが、逆に財務官僚の手の内を知り抜いている」と評価し、野田氏が菅内閣の財務相として旗を振ってきた増税路線の凍結と引き換えに支援する考えを示唆した。

 小沢氏側近は16日夜に野田氏と極秘で会談。増税凍結の姿勢を鮮明にするため、政府・与党社会保障改革検討本部が20日に消費増税案を発表する前に財務相を辞任するよう促す小沢氏の意向を伝えた。野田氏は即答しなかったという。今後、小沢、野田両氏の直接会談を目指す動きもある。

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