2011年6月19日19時44分
福島県の佐藤雄平知事は19日、菅直人首相を官邸に訪ね、子どもの放射線対策として、校庭の表土除去などを国の負担で進めるよう要望した。これに対し、首相は「必要なものがあれば今年度第2次補正予算案に盛り込む。子どもの安全はなにより重要で最優先で取り組みたい」と応じた。
佐藤知事は「緊急要望」として、表土除去のほか校舎の洗浄機器の整備や通学路の放射能除去、積算線量計の配布などを要望。「2次補正予算案の編成がこれから始まると思うが、子どものことであり、別枠でお願いしたい」と求めた。
福島第一原発事故により放たれた放射性物質は今後の動きは。対策はどうするのか。チェルノブイリの事故と照らし合わせて考える。