小説ポケモン図鑑

172:ピチュー



森の大火事  投稿者:ソノリン   

ある日の事だった・・・ポケモン達が住む森に、侵入者がやって来た。不審な男(恐らくロケット団だろうか?)が森の入り口に現れた。
そして男は、ポケットからマッチを取り出すと、シュボッと火を点けた。そして、火のついたマッチを森の中に放り投げた。
パチパチパチ・・・と音がして、火が燃え広がり始めた。「・・・ふっ。これでこの森も終わりだな」と男はニヤリと笑うと、森を去って行った・・・。
・・・いつものように、ポケモン達は森の中で遊んでいた。ピチューとピカチュウとライチュウは、3匹で今日はボール投げをして遊んでいたようだった。
すると、ピチューがずっと森の奥を見つめて立ち止まっていた。「・・・どうしたの?ピチュー」と、ピカチュウが尋ねた。
「・・・なんか、変な匂いが、する・・・」とピチューは呟いた。「・・・ほんとだ。なんか変な音もする・・・なんだろう?」と、ピカチュウも不思議に思った。
「・・・おーい、どうしたの?早くボール取って来てよー」とライチュウが走って来た。すると3匹は、森の奥を見つめて、目が点になった。
その森の奥には火が燃えていて、パチパチと音を立てながら、燃え広がって来ているではないか・・・!!!
「・・・!!!火事だっ!!!大変だぁっ!!!逃げてぇーーーっ!!!」と、3匹はパニックになって、ボールを投げ捨てると、一目散になって逃げ出したのだった!!!
森の中に住んでいるポケモン達はみんな、森の中の火事に気付いたのか、みんな一目散になって逃げ出している・・・。
鳥ポケモン達も、鳴き声を上げながら、飛び回っていて、森を抜けて空へと逃げて行った・・・。
「火を消すもの・・・水とか・・・ない!?湖とか、何処かに・・・」逃げ回りながら、ピカチュウが言うと、
「湖なら森の何処かにあったけど、火を消せないし・・・とりあえず湖に向かって逃げよう・・・」とライチュウは言った。
すると、「ぴっちゅーーーっっっ!!!」と声がして、振り向くと、ピチューの上空に、火で燃え上がった大木が倒れて来ていたのだった・・・!!!
「・・・!!!ピチュー危ないっっっ・・・」ピカチュウは咄嗟に駆け寄ると、ピチューを抱えて走り出した。凄い音を立てて、大木は倒れ込んだ。
そして3匹は、やっとの事で森から抜け出したのだった・・・。森から抜け出した3匹は、遠くから燃え広がる森を見つめていた・・・。
「・・・うぅっ・・・」あまりの怖さとショックで、ピチューは泣き出してしまっていた・・・。
・・・そして、数時間後・・・湖から水ポケモン達が消火に駆け付けて森の火を消したので、森の火はもう全部消えていた。
しかし、森は真っ黒焦げになって、木も全部倒れてしまっていて、何も残っていなかった・・・。
多くのポケモン達は森から逃げ出したようだったが、恐らくは、命を失ってしまったポケモン達もいる事だろう。
「・・・・・。」何もなくなってしまった森を、3匹は、ずっと見つめていたのだった・・・。

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この作品は結構すぐにネタが思いついたのですぐに書け ました。
結構前にも同じような内容の小説を書いていま した。また何か思いついたら投稿します。
また地震ネタ は不謹慎だと思うのでやめておきました。