2011年6月19日21時7分
東京電力は19日夜、福島第一原子力発電所2号機の原子炉建屋の二重扉を、同日午後9時前に開放し始めたと発表した。作業をしやすくするためで、開放後は原子炉の水位計や圧力計の調整作業に着手する。開放によって建屋内を漂う放射性物質が放出されるが、「環境にほぼ影響はない」としている。
二重扉の開放は1号機に続き2カ所目。2号機での開放による影響評価について、17日に原子力安全委員会が「問題はない」との見方を示し、経済産業省原子力安全・保安院が同日に了解した。東電は福島県や周辺市町村に連絡した。