2011年4月26日 11時15分 更新:4月26日 11時28分
海江田万里経済産業相は26日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発事故で避難した住民に対する損害賠償の仮払金の支払いが同日から始まることを明らかにした。書類を受け付けた約4700世帯のうち、まず112世帯の口座に、1世帯当たり100万円(単身世帯は75万円)が振り込まれる。残りの申請分についても、手続きが終わり次第、順次支払われる。
東電の損害賠償の具体的な枠組みについて海江田氏は「28日に文部科学省の審査会がまとめる基本的な指針を見たうえで、なるべく早くとりまとめたい。我々に連休はない」と述べ、早ければ大型連休中にも決定する意向を示した。また政府が月末に向けて調整を進めている東電、東北電力管内の夏の節電対策については28日に決定する方針を明らかにした。【増田博樹】