東日本大震災:東北新幹線 仙台-東京間つながる

2011年4月25日 11時0分 更新:4月25日 12時55分

東北新幹線の仙台と福島間が再開し、入線する東京行きやまびこ304号=JR仙台駅で2011年4月25日午前5時56分、久保玲撮影
東北新幹線の仙台と福島間が再開し、入線する東京行きやまびこ304号=JR仙台駅で2011年4月25日午前5時56分、久保玲撮影
(上)地震で被害を受けたJR仙台駅新幹線のホーム=2011年3月14日、共同(下)復旧したホーム=2011年4月25日、久保玲撮影
(上)地震で被害を受けたJR仙台駅新幹線のホーム=2011年3月14日、共同(下)復旧したホーム=2011年4月25日、久保玲撮影

 JR東日本は25日、東北新幹線の仙台-福島間で運転を再開した。これで仙台-東京間が新幹線で結ばれた。東日本大震災から1カ月半ぶりの運行再開。29日予定の仙台-一ノ関間の再開で、東北新幹線は新青森-東京間の全線が復旧する。

 昨年12月に全線開通した東北新幹線は、東日本大震災で全線運休となり、東京-那須塩原間や盛岡-新青森間など区間ごとに運行を再開していた。

 仙台-東京間は全席指定の「はやて」、一部指定席の「やまびこ」が1日44往復する。所要時間は最速2時間7分。震災による損傷の修理が終わったばかりの区間では速度を落とすため、震災以前より28分長くなる。3月5日に営業運転を開始したばかりだった「はやぶさ」は、29日から運行する。

 仙台を午前6時2分発の東京行き始発「やまびこ304号」で東京に向かう仙台市青葉区の会社員、三塚博史さん(44)は「震災後は山形空港までバスで行き、飛行機で東京まで行って4、5時間かかった。今日、あらためて新幹線のありがたみを実感しました」と話した。【三村泰揮】

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