統一地方選:反竹原派が過半数 混乱収束へ 阿久根市議選

2011年4月25日 0時16分 更新:4月25日 1時56分

 住民投票による議会解散に伴う鹿児島県阿久根市の出直し市議選(定数16)は、竹原信一前市長(52)を支持する候補が6議席を獲得するにとどまり、反竹原派の候補が10議席を得て過半数を占めた。竹原派は解散前より2議席を増やしたものの、西平良将市長(38)と議会にねじれは生じず、竹原氏の市長就任から約2年8カ月続いた混乱はひとまず収束へ向かう見通しとなった。

 出馬した前職13、新人11の24人の内訳は、竹原派12人▽反竹原派11人▽中立1人。解散前は反竹原派12人で、竹原派は4人だった。

 今回の出直し市議選は、少数派だった竹原派の市議らが過半数獲得を目指し、議会解散を請求したことが発端。竹原派は、竹原氏の妹恵美氏(39)がトップ当選を果たしたが、市長選▽県議選での竹原氏落選に続く3連敗で、形勢挽回は厳しい状況だ。

【村尾哲、川島紘一、黒澤敬太郎】

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