節電:経団連が今夏25%削減目標を維持 計画停電回避で

2011年4月24日 10時6分 更新:4月24日 11時2分

経団連会館=東京都千代田区で、内田剛樹撮影
経団連会館=東京都千代田区で、内田剛樹撮影

 日本経団連は23日、会員企業などの今夏の最大消費電力を昨夏比25%削減する節電目標を維持する方針を明らかにした。東京電力の供給力の見通しが上積みされ、政府は大口需要家の節電目標を昨夏比25%減から15%減に緩和する方向で調整しているが、経団連は節電姿勢を維持し、需要急増による計画停電や政府による使用制限発動を回避する。

 経団連は約1400の会員企業・団体に節電策の提出を要請。今週中に有効な節電事例を公表して浸透を促す予定。25%の節電目標は維持し、工場やオフィスビルの節電姿勢が緩まないようにする。経団連の目標に拘束力はないため、政府が節電目標を緩和すれば、半導体工場など節電の影響が大きい企業や業界の中では節電目標を下方修正する可能性がある。

 東電は今夏の供給力を、当初見通しの4650万キロワットから5500万キロワットに上方修正した。【宮崎泰宏】

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