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[27518] 緋弾のアリア ジャンヌのパートナー 「習作」
Name: ゼロ◆65c17f2d ID:0c87836c
Date: 2011/06/18 23:09
初めての投稿ですので文章中の文字が変だったり、話の意味が分からなかったりしますが、
まあそのへんは、気にしないでください。
この話の主人公は、オリジナルで話は、現実→アリア世界です。
ヒロインは、ジャンヌです。
オリキャラは、基本出さないつもりです。
まあ初めての小説なのでおもしろくないかもしれませんが見ていただければ嬉しいです。

チラ裏へ移転



[27518] 緋弾のアリア ジャンヌのパートナー 1話 「習作」
Name: ゼロ◆65c17f2d ID:0c87836c
Date: 2011/06/18 23:09
俺山本ギンジ高校2年の男子だ。
今は、修学旅行の自由時間だ、俺の学校は、修学旅行先が田舎という最悪の修学旅行だ、まあそんな最悪の修学旅行の最中俺達のグループは、森を歩いていた。
森を歩いてる最中俺達は、洞窟を見つけた。
洞窟を見つけてから俺らのグループの男は、「入ってみようぜ!」と言っているのに対して女は、「嫌よ!」と言っている。
俺は何も言わずボーと洞窟を見ていた。
そんな、言い争いをしていると時間がきて、俺達は、ホテルに行った。
夜0時を過ぎた頃俺は、自由時間に見つけた洞窟の前に来ていた。
俺は、洞窟の中を歩いていた。中は、暗かったが懐中電灯を持ってきていたので平気だった。
しばらく中を歩いていると小さな湖があった、俺は湖にちかずくと足を滑らせて湖に落ちてしまった。
ここで俺の人生は、大きく変わった。



[27518] 緋弾のアリア ジャンヌのパートナー 2話 「習作」
Name: ゼロ◆65c17f2d ID:0c87836c
Date: 2011/06/18 23:10
「起きろ。」

誰の声だ?

「おい起きろ!」

あれ?もしかして俺に言っているのか?
俺は起きあがろうとした瞬間

「起きろ!このばか!!」

と言われ腹を蹴られてしまった。

「いってー!いきなり何すんだよ!!」

「ふん、ようやく起きたか」

「いきなり腹を蹴るなんて普通するか?」

「お前が何度も起こそうとしているのに起きないのが悪いのだ!」

そんな話をしてる中俺は、ある疑問を目の前の女に問いかけた。

「だいたいここは、何処だ?」
「ここか?ここは、私の部屋だぞ?」
「そもそも何故お前が私の部屋にいるのだ?」

次は、女が質問してきた。

「俺か?俺は、確か洞窟の湖に落ちてそれからは、覚えてないや。」

そう俺が質問に答えた。

「意味が判らないぞ?」
「だいたい何故湖に落ちて私の部屋にいるのだ?」
「確かになー、何でいるんだろ?」
「ますます意味が分からないぞ?」

などと話している最中俺は、目の前の女の名前を聞く事にした。

「あんたの名前は、なんて名だ。」
「私か?私の名は、ジャンヌ・ダルクだ。」
「お前なー、嘘つくならもっとましな嘘つけよ」
「嘘でわない!」

ジャンヌと名乗る女は、鋭い眼つきで俺を睨んできた。

「第一、初代ジャンヌ・ダルクは、火刑で死んでいる。」
「歴史上ではな。」
「火刑で死んだのは、影武者だ」
「我が一族は、策の一族。聖女を装うも、その正体は魔女、私達は、その正体を歴史の闇に隠しながら誇りと、名と、知略を子々孫々に伝えてきたのだ。私は、その30代目。30代目ジャンヌ・ダルクだ。」
「ふーん。」
「疑わないのか?」
「疑うもなにもそんな真剣に言われたら信じるしかないだろ。」
「よし!次は、俺の番だな。」

ジャンヌは、不思議そうに俺を見てこう言った。

「何がだ?」
「名前だよ、名前!」
「俺は、あんたの名前を知ってるけどジャンヌは、俺の名前知らないだろ。」
「確かにな」

ジャンヌは、興味なさそうに言った。

「俺は、山本ギンジ」
「よろしくジャンヌ」

これが俺とジャンヌ・ダルク30世の出会いだった。



[27518] 緋弾のアリア ジャンヌのパートナー 3話 「習作」
Name: ゼロ◆65c17f2d ID:0c87836c
Date: 2011/06/18 23:10
「山本」
「何だジャンヌ?」

突然ジャンヌが声をかけてきた。

「一応聞いておくが、お前武偵じゃないだろうな?」
「武偵?武偵ってなんだよ。」

ジャンヌは、不思議そうな目で俺を見ながらこう言った
「お前本当に武偵を知らないのか?」
「ああ知らないし聞いた事もない。」

ジャンヌは、真剣な目で俺を見てこう言った。

「山本、お前は湖に落ちたのだろ。」
「ああ、洞窟の中を歩いてて洞窟の中にあった湖の中に落ちたんだ。そして起きたらジャンヌの部屋にいた。」

ジャンヌは、ソファーに座り腕を組みながら何かを考えている。
その間俺は、ずっと立っていた。
そんな俺を気にかけたのかジャンヌは、ベットを指指しながら

「座っていいぞ」
と言ってきた。

俺は、立っているのも疲れたのでベットに座った。
するとジャンヌは、ポケットからケータイを取り出し誰かに電話をかけた。
ジャンヌが電話をしていた間俺は、黙ってジャンヌを見ていた。
やがて話が終わったのかジャンヌは、ケータイをポケットに入れた。
俺は、誰と話していたのかジャンヌに聞いてみる事にした。

「なあジャンヌ、誰と話していたんだ?」
「私の親友と話をしていた。」
「?、何の話をしてたんだ?」
「山本、お前の事についてだ」
「俺?」
「そうだ、お前は武偵の事を知らなかったからな。」
「さっきも聞いたけど武偵ってなんだ?」
「武偵とは、凶悪化する犯罪に対抗して作られた国際資格だ」
「分かったか?山本」

ジャンヌは、俺にそう言ってきたが俺は、さっぱりだった。
俺の顔を見て悟ったのかジャンヌは、ため息をつきながら

「まあ簡単に言うと警察みたいなものだ。」
と簡単にまとめて言ってくれた。

そんな話をしていると突然ドアが開いた!

「ジャンヌ~」
と高い声と共に一人の少女が現れた。



[27518] 緋弾のアリア ジャンヌのパートナー 4話 「習作」
Name: ゼロ◆65c17f2d ID:0c87836c
Date: 2011/06/18 23:10
「ジャンヌ~」
と高い声と共に一人の少女が現れた。

俺は、突然の事に理解できずジャンヌに助けを求めるようにジャンヌに視線を向けた。
そんな俺の視線に気づいたのかジャンヌは、目の前の少女に話しかけた。

「理子いきなりなんだ。」
理子それが少女の名前らしい。

「ひどいよジャンヌ、わざわざ理子が謎の少年に会いに着たのに。」
謎の少年?ああ俺の事か。

「ああそうか悪かったな理子。」
「山本紹介する私の親友の理子だ。」
ジャンヌは、理子の肩に手を置きながらそう言った。
対する理子は、笑顔で手を振りながら俺を見ている。

し、親友?俺は目を疑った、何せジャンヌが親友と言っている理子は、身長が140cmしかないのだ。

「ジャ、ジャンヌの友達の妹か?」
俺は、振るえながらジャンヌに聞いた。

そんな俺を無視したようにジャンヌは、平然とした声で俺の問いに答えた。
「何を言っている?理子は、私と同い年だぞ。」

俺は、理子を指差しながらこう言った。
「だ、だってこんなに背が低いじゃないか。」

俺が理子に対してそう言うと理子は、両手を腰に当てて
「ひっどーい!ぎーくん!それが初めて会った女の子に言う言葉?」
と言ってきた。

ぎ、ぎーくん?俺は、頭がパニックになってきた。
俺は、頭がパニック状態のままベットに倒れこんだ。
そこで俺の意識は、途切れた。



[27518] 緋弾のアリア ジャンヌのパートナー 5話 「習作」
Name: ゼロ◆65c17f2d ID:0c87836c
Date: 2011/06/18 23:11
「起きろ。」
あれ?ジャンヌの声だ。

「おい起きろ!」
あれ?この展開どっかであったような?

「起きろ!このばか!!」
という声と共にジャンヌは、蹴ってきたが俺は、紙一重のところで避けた。
だがベットの上で避けたのでもちろんお約束のように俺は、ベットから勢いよく落ちた。
俺は、頭をおさえながらジャンヌに文句を言った。

「ジャンヌ、お前はいちいち俺を起こすのに蹴るなよ。」

そんな俺の文句に対して、ジャンヌはフンと鼻で嗤いながら俺を見下したような目でこう言った。

「昨日も言ったがお前が起きないのが悪い!」

昨日?ああ確か昨日は、理子が現れていきなり俺の事をぎーくんとか言ってそれからは、あれ?覚えてないや。
俺は昨日の事をジャンヌに聞いてみる事にした。

「なあジャンヌ」
「?、何だ山本?」
ジャンヌは、俺の突然の問いに戸惑ったのか少し間をおいて返事をした。

「俺は、昨日どうなったんだ?」
「昨日か、お前は昨日理子が来てそのままベットに倒れて気を失ったのだ。」
ジャンヌは、俺を情けないといわんばかりの顔で俺の問いに答えた。

「確かに理子を初めて見た者は、みな驚くがお前のようにいきなり気絶した者は、初めてだ。」
ジャンヌは、片手を腰に当てため息をつきながら俺にそう言ってきた。

「そうか?確かにいきなり気絶はないよなー。」
「それよりしばらく私は、仕事があるこの部屋は、お前がすきに使っていいぞ。」

俺は、驚いた顔でジャンヌに質問をした。
「仕事ってなんだよ?だいたいお前何歳だよ?」

そんな俺の質問に対してこう答えた。
「仕事については、言えないが年は、17だ。」
「ま、まじかよ俺より年下だぞ。」
また俺は、驚いた顔でジャンヌに言った。

そして俺は、ジャンヌを指差しながらこう言った。
「だいたい17でできる仕事ってなんだよ?」

ジャンヌはしばらく考え俺にこう言った。
「そんなに仕事に興味があるなら山本お前もくるか?」
さらにジャンヌは、真剣な眼差しで俺にこう言った。
「言っておくがこの仕事は、知っているだけで身に危険がおよぶそれでもいいのか?」

俺は、しばらく考えたが答えをジャンヌに言っていた。
「それでもいい、俺はここの事をなにも知らないからな。」
と言った。

そんな俺を見てジャンヌは、手をドアの方に向けてこう言った。
「ついて来い。」

俺は、ジャンヌについて行く事にした。



[27518] 緋弾のアリア ジャンヌのパートナー6話 「習作」
Name: ゼロ◆65c17f2d ID:0c87836c
Date: 2011/06/18 23:11
ジャンヌの部屋を出てから俺とジャンヌは、射撃場に来ていた。
何故こんな場所に来たのかとジャンヌに質問したところ
「お前の実力を見極めるためだ。」
と言ってきた。

ジャンヌは、銃の置かれた台から10m離れたところにある的を指指しながら
「撃て。」
と言ってきた。

「知っているだけで身に危険がおよぶって言ってたから危ない仕事だとは思ってたけどまさか拳銃とはなー。」
と一人心の中で語っていた俺は、ジャンヌに「早く撃て。」と言われたので俺は素直に台の上に置いてある銃を使って的を撃つ事にした。

パァン、パァン、パァン
という音と共に中に入っていた9発の弾を全て撃った。
俺の撃った弾は、中心とまではいかないが中心付近に全て当たっていた。
俺が全て撃ったのを確認するとジャンヌは
「まあまあだな。」
と言ってきた。

俺は、ジャンヌに
「次は、何をするんだ?」
と言った。
するとジャンヌは、驚いた顔で
「驚かないのか?」
と言ってきた。
そんなジャンヌの質問に対して俺は、台に座り足を組みながら
「何が?」
と言った。
「いきなり銃を撃てと言われたら普通驚くと思うがな。」
とジャンヌが言った。
「別にー、初めからこういう仕事だって事は、気づいてたからな。」
と俺はジャンヌに言った。
ジャンヌは
「そうか。」
と一言だけ言って
「次は別の武器でお前を見極める。」
と言い歩きだした。

「武器って次は、刀でも使うのかなー」と心で呟きながら俺は、ジャンヌについて行った。



[27518] 緋弾のアリア ジャンヌのパートナー7話 「習作」
Name: ゼロ◆65c17f2d ID:0c87836c
Date: 2011/06/18 23:11
射撃場を出てから俺はジャンヌに幾つかの疑問をジャンヌに質問しようとジャンヌに話かけた。
「ジャンヌって武偵なのか?」

俺は、前を歩いているジャンヌにそう質問した。
するとジャンヌは歩くのを止め俺に振り向き
「私は武偵ではない。」
と言ってきた。
「じゃあなんだよ、まさか魔法使えたり超能力を使える正義の味方ってわけじゃないだろ?」
とジャンヌに言った。
「正義の味方ではない。私は、イ・ウーのメンバーであり超偵だ。」
とジャンヌは両手を腰に当てながら言った。
「イ・ウー?超偵?なんだそれ?」
そしてジャンヌは俺を睨みつけながらこう言った。
「話してやってもいいが話す前に言っておくが、今から私の言った事を全て信じろ。」
俺は、大きく頷いた。
俺が頷いたのを確認するとジャンヌは
「まず超偵とは、いわゆる超能力者だ、私は、氷を操る事が出来る。」
と言いジャンヌは手の上に氷を作った。

俺は驚きながらジャンヌにこう言った。
「じゃあその超偵ってやつなんか最強じゃねーか。」
するとジャンヌは首を横に振り
「超偵にも弱点はある。」
と言った。
「どんな。」
と俺はジャンヌに聞いた。
「一流の超偵は長くは戦えない。大きい力程精神力を早く失うからな。」
ジャンヌはそう言った。
「じゃあイ・ウーってのは?」
ジャンヌは、少し考えてから俺にこう言った。
「イ・ウーの事はまだ言えないがイ・ウーは国家機密の組織だ。それ以外は、まだ言えない。」
そんなジャンヌの答え方に俺は
「じゃあ何時か教えてくれんだな?」
と言った。
するとジャンヌは、フンと鼻で嗤いながら
「何時かな。」
と言い再び歩きだした。
俺もそれについて行った。



[27518] 緋弾のアリア ジャンヌのパートナー 8話 「習作」
Name: ゼロ◆65c17f2d ID:0c87836c
Date: 2011/06/18 23:11
「もう無理1歩も動けねー。」
体力には、けっこー自信あったんだけどなー。
たった今俺は、トレーニングをしている。トレーニングの内容はランニングだ、ランニング。ただそのランニングが普通じゃない、なんたって今俺が身に着けているのは、1個10kgの重りを4つだ、足に2つ、腕に2つ。
なぜ俺がこんな馬鹿げたトレーニングをしているかというと。
話は一昨日にさかのぼる。









「おい、山本。」
「何だ?ジャンヌ?」
一通りの武器を試してジャンヌの住んでいるマンションの部屋に帰っている途中ジャンヌは、俺を呼び止めた。
「ちょっと寄り道をする。ついて来い。」
そう言うとジャンヌは、近くにあるスポーツジムに歩いて行った。
うわー、なんか知らんけどむっちゃ嫌な予感がするんですけど。
「さっさとついて来い。」
「ごめん、ごめん、すぐ行くから。」
俺は、走ってスポーツジムに向かった。









ジムの近くまで来るとジャンヌは、
「ここでまってろ。」
と言い俺を置いてジムの中に入って行った。





ジャンヌを待つ事10分、ジャンヌは、何やら重そうなバックを担いできた。
「なんだ、ジャンヌそのバックは?」
「これか?これは、トレーニング用の重りだ。重さは、1つ10kg。」
ジャンヌが言い放つと同時に俺の全身から汗が滝のように流れてきた。
「あのジャンヌさん?まさかそれを着けてトレーニングするとか言いませんよね?」
俺はまさかそんな事は無いだろうと願いながら言った。
だがそんな期待を裏切るようにジャンヌはバックから重りを取り出し
「何を言っている?これを足に2つ、腕に2つ着けてトレーニングするぞ。」
それを聞いた瞬間俺の汗の量がさらに増えた。
「明日からやるぞ、覚悟しておけ。」









で、そんなトレーニング2日目の俺は、ばてていた。
「この程度で、もうダウンか。早すぎるぞ。」
座った俺を見下したように見ているのは、ジャンヌだった。
んな事言ったって40kgの重りをつけてランニングはきつすぎる。
どっちかっていうと俺は、頑張った方だと思うんだがジャンヌから見たらまだまだだそうだ
「しかし少し意外だったな。」
「意外?何がだ?」
「お前が理子と初めて会った時にいきなり気絶しただろ。そのくせ体力は、けっこうあるではないか。それが意外だったのだ。」
っう、確かに初めて理子に会った時は、驚いて気絶したけど、あれは、理子がいきなり俺の事をぎー君とか呼ぶからだ。

ヴーン、ヴーン、ヴーン、ヴーン、ヴーン、ヴーン、ヴーン、ヴーン、ヴーン

突然ジャンヌのケータイが鳴った
ジャンヌは、ポケットからケータイを取り出し電話にでた。
「もしもしジャンヌだ。どうした?」
20秒後~
「分かった。では、時間は3時くらいで良いな?」
相手が返事をしたと同時にジャンヌは電話を切りケータイをポケットにしまった。
「誰かに会いに行くのか?」
「ああ、3時くらいに会いにいく。山本お前もついて来いよ。」
「せっかく友達に会いに行くんだったら俺がいない方が良いんじゃないか?」
俺だって女同士の買い物とかに付いて行きたくないしな。
「理子がお前と少し話しをしたいと言っている。」
「は~、理子ですか理子。って理子!?」
俺は、驚き目を丸くした。
「そうだ。何か問題あるか?」
「ないな。」
もともと俺が理子と会っていきなり気絶したのが悪いんだからな。理子だって嫌がらせのつもりでやったんじゃなかったんだしな。会ったら謝ろ。
「よし、ランニングの続きをするぞ。」
やっぱりやるのか。現在時刻は、1時37分。はー、後20分はランニングか。
「よし。後20分がんばっか。」
20分間俺は、死ぬ気で走った。














[27518] 緋弾のアリア ジャンヌのパートナー 9話 「習作」
Name: ゼロ◆65c17f2d ID:0c87836c
Date: 2011/06/18 23:12
現在時刻は、3時23分
場所は、クラブの個室だ。
なぜ俺がこんな所にいるかというと。理由は、簡単理子に呼びだされたからだ。俺とジャンヌを呼び出した理子は、まだ来ていない。

「理子の奴おせーな。」
俺は、少しイライラしている。もともと俺は短気だから待ち合わせの時間をこうも過ぎるとイライラを隠せないのだ。
そんな俺の態度が気に障ったのかジャンヌは
「少し落ち着け、山本。」
「でもよ23分だぞ、23分。待ち合わせの時間をここまで過ぎてもこない奴初めてだぞ。」
確かに5分や10分だったら何回かあったけど23分も待った事はないぞ。

コン、コン、コン

ドアのノック音だ
「どうぞ。」
俺がそう言うとドアが開かれると
「ごめんごめんちょっと遅れちゃった。」
「ちょっとじゃねーだろ。どこの世界に23分遅れた事に対して「ちょっと遅れたごめん」ですます奴がいるんだよ。」

「山本もう許してやれ。理子とて忙しい身なのだ。」
確かに理子だって悪気があって遅れたわけじゃなさそうだし、この辺で許してやるか
ただ1つだけツッコミたい事がある。
「理子。」
「何?ぎー君?」
「呼び方は、やっぱぎー君なのかよ。まあ良い、それより理子1つだけツッコンでいいか?」
「うん。良いよ。」
「その制服は、なんだ!!!」
そう、理子の制服は、おかしいのだ。どこがおかしいかというと。制服がヒラヒラのフリルだらけなのだ。しかも理子の身長が小学生ぐらいなのでかなり似合っている。
「あっ、これ?これはねーぎー君ロリ」
「理子もうそこまでで良い。」

俺は、理子が言い終わる前にやめさせた。何か知らんが止めさせた方が良いような気がしたからだ。
「理子。お前は、山本に話があったんじゃなかったのか?」
ジャンヌ、マジでありがとう。このまま行くと理子がぼけて俺がツッコムという無限ループが起こりそうだったからだ。
「ああそーだった、そーだった。ありがとねジャンヌ。このままだと無限ループ起こりそうだったわ。」
どうやら理子も俺とまったく同じ事を考えていたようだ。

「単刀直入に言うけど、ぎー君。」
「俺?なんだよ理子?」
「武偵校に来ない?」
武偵校?確か前にもジャンヌが武偵がどうのこうのって言ってた気がするけど
「理子、それは本気か?」
ジャンヌが真剣な眼差しで理子に問い掛けている
「うん。本気だよ。」
「理由は?」
「理由は簡単。ぎー君はジャンヌに付いて行くつもりなんだよね?」

俺か?確かに俺はジャンヌに付いて行くつもりでいたけど1つ悩んでいた事がある。
それは、俺がジャンヌに付いて行って足手まといにならないかどうかという事だ。実際今の俺じゃあジャンヌの役に立ってない。むしろ迷惑をかけている。

「ああ、そのつもりだけど。ただ今のままじゃジャンヌに迷惑をかけるだけだ、もしその武偵校に行けば俺はジャンヌの役に立てるのか?」
行って役に立つ事ができるなら俺は武偵校に行きたい。

「少なくとも今よりは良くなると思うよ。」
俺は、考えず即答した。
「役に立てるなら俺は、武偵校に行く。」
「おい山本」
「ジャンヌは、黙っててくれ。」
俺はジャンヌが言い切る前に睨みつけだまらせた
「理子、武偵校ってのは、具体的にどんな所なんだ?」
「武偵校はその名の通り武偵を育てる教育機関だよ。」
「つまり俺は武偵になるという事だな。」
「そゆこと~」

だがまずジャンヌの許可を取らなければならない。今までジャンヌは、俺を預かってくれただけでなく俺の戸籍まで作ってくれた。〔おそらく正規の方法ではないと思うが〕
それまでしてくれたジャンヌに対していきなり他の所に行きますは、さすがにないだろう。
取り合えず俺は、ジャンヌに許可を取る事にした。

「そーゆー事だからジャンヌ。俺はジャンヌの力になりたい。だけど今の俺じゃジャンヌの足を引っ張るだけだ、もし武偵校にいけばジャンヌの足を引っ張らずにジャンヌの力になれるかもしれないだから俺は、武偵校に行きたい。」
俺は今の気持ちをジャンヌに伝えた。
「いいか。私に付いて来るという事は何時死んでもおかしくないという事だぞ。それでもお前は私に付いて来るのか?」
「ああ。それも覚悟の上で言っている。それに借りを返さないのは、俺のポリシーに反するのでね。」
「借り?」
「そうだ。俺が始めてジャンヌに会った時俺はジャンヌの家に無断で入っていたのと同じ状態だった、あの時のジャンヌは俺を警察に通報する事もできたはずだ。なのにジャンヌは通報せずに俺を預かってくれた。」
「それは、私にとって警察は、都合が悪いからだ。」
「それでもだ。とにかく俺は、ジャンヌにお礼がしたい。だめか?」
もしだめと言われても俺はジャンヌが良いと言うまで言い続けるつもりだけど
「わかった。ただし無理はするなよ。」
意外とアッサリとOKがでたな。
「じゃあ武偵とかその辺について詳しく説明するね。」
その後20分程理子の説明が続いた










「よし。じゃあ改めて自己紹介といこうか。」
そーいえば俺とジャンヌと俺は自己紹介をすませたけど俺と理子は、まだだったか。
「うん。そうしよう。じゃあ俺からな、
山本ギンジだよろしくな。」
「じゃあ次は、理子ね。
理子・峰・リュパン4世よろしく。武偵校では、峰理子って言ってるそこんとこ合わせるのお願い。」
「わかった、まかせろ。」
理子にも事情があるみたいだし名前のところには触れないでおこう。
「それじゃあ。話は別の事になるけど。ぎー君にお願いがあるんだけど。」
「お願い?なんだ?」
「ギャルゲー買って来てほしいんだけど。」
ぎゃ、ギャルゲー?ギャルゲーというとあの主人公がゲーム内の女の子といちゃいちゃしたりするゲームだよな?
「何で俺に頼むんだ?自分で買いに行けばいいんじゃないか?」
「行ったよ。理子はね1回買いに行ったんだけど「お客様このゲームはお客様にはお売りできないものです。」って言われちゃったの。」
あー、確かに理子は、精神年齢は17歳だが外見だけみれば十分小学生だ。年齢を間違えられるのも無理はない。
「分かった。買ってくるよ。」
「ありがとー、ぎー君。」
理子はそう言いながら俺に抱きついてきた
「ちょっ、理子やめろって。」
「理子あまりギンジを困らせるな。」
「あー、ジャンヌがやきもちやいてる。」
「そ、そんな事は、ない。」
そんな風に言うジャンヌだが顔がトマトのように真っ赤だ
「そんな事よりギンジ早く用事を済ませて来い。」
「わ、分かったじゃあ行ってくるわ。」
俺は理子から金を貰いギャルゲーを買いに行った。

そういえばジャンヌの俺の呼び方「山本」から「ギンジ」に変わっていたな後でジャンヌに聞いてみよう。



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