米軍人息子2人に逮捕状 沖縄市強盗事件

2011年5月6日 12時20分このエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録

 沖縄市中央1丁目の路上で先月29日、無職少年(15)が外国人とみられる男らにナイフを突き付けられ、携帯電話などを奪われた事件で、県警が5日までに、強盗の疑いで、参考人として任意で事情を聴いていた米軍人の息子2人の逮捕状を取ったことが分かった。

 県警は米軍側に対して、逮捕状に基づき、2人の出頭を求めているが、米軍側は6日正午現在、応じていない。

 県警によると、これまでに、事件の発生当時、現場周辺にいたとして、米軍嘉手納基地内に住む米軍人の息子で15歳〜17歳の少年計5人から任意で事情を聴いたという。このうち16歳と15歳の少年2人の関与が強まったとして、強盗容疑で逮捕状を請求。5日までに同基地内の少年2人の自宅を家宅捜索したという。

 日米地位協定では米軍人の家族の逮捕や身柄の引き渡しについては、「相互に援助しなければならない」と規定されている。日本側が第1次裁判権を持つ同事件について、県警は逮捕状に基づき、少年2人の速やかな出頭を米軍側に求めている。

 事件は、4月29日午後6時ごろ、沖縄市中央の路上で発生。外国人とみられる男数人が、歩いていた無職少年を羽交い締めにした上で、ナイフのようなものを突き付け、携帯電話と鍵を奪って逃走した。

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