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 6月19日のながさきニュース
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登山道をバイクで走行 でも違反じゃない…


バイクによって壊された登山道の階段=長崎市、岩屋山
 長崎市の岩屋山で、バイクで急斜面などを走行する競技「トライアル」の愛好者らが歩行者専用の登山道や九州自然歩道に乗り入れ、登山者が危険を感じている。しかし登山道は道交法が適用される“道路”ではなく、県警は規制できない状況。管理する市は「岩屋山にバイクが乗り入れていると知らなかった。二輪車進入禁止の立て札を設置するなど対策を立てたい」としている。

 登山者によると、バイクは油木方面から続く九州自然歩道や小江原池付近から登る登山道、中腹にある東屋から防火広場にかけた登山道などに乗り入れている。林道からつながる登山道入り口にある階段は一部損壊。近くの木の根は皮が剥げていた。自然歩道にはタイヤの跡がくっきりと残っていた。長年登り続けている女性(73)は「細い所で擦れ違う際に転びそうになる」と危険性を指摘。ボランティアで登山道を整備している男性(65)は「バイクのせいでせっかく安全のために作った階段も台無しだ」と不満を口にした。

 市農林整備課によると、約15年前にも、唐八景から市民の森に行く登山道で同様の相談があり、二輪車進入禁止の立て札を設置。県警に相談したが道交法が適用されないため介入できなかった。同課は「バイクが何度も通ると地面を硬くし裸地にする。自然を守りたいが、立て札の設置以外に対策はない」と頭を抱えている。

 こうした苦情について県内のバイク整備、販売店関係者はさまざまな反応を見せた。「長崎は全国的にみてもモータースポーツの練習場は少ないので仕方ない」「トライアルできる場所が増えればこのような乗り入れも起きない」と擁護する声の一方で「一部のルールを守らない人のせいでバイクに対するイメージが悪くならないか心配」と懸念する声もあった。

 県警交通指導課は「道交法が適用される道路でない場合、簡単に指導できない」と話し、登山者に与える危険性については「現状を把握しない限り何とも言えない」としている。女性は「警察も市もどうしようもないなら、登山者が泣き寝入りするしかないのか」と諦めたように話した。

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