
うつ病!女性が多いのは何故ですか?

うつ病に関する有病率を表したグラフをご覧ください。
男性と女性のうつ病率を見てみると、約二倍ほど女性が発症している事がわかります。
小さな症状を含めると、女性は男性の約5倍ほど発症する傾向にあるようです。
圧倒的に女性が多い理由。
残念ながら良くわかっていないようです。しかし、女性ホルモンの影響があるのではないか?と指摘する専門家が多数を占めています。
女性には月経などがあるように、男性と比べホルモンの変動が激しく、これが心に影響を与えているのでは?と考えられています。
つまり、このホルモンの急激な変動により、ちょっとした仕事や家事などによるストレスが、体に影響を受けてしまい、心のバランスを崩してしまう!とされています。
ストレスを溜めないようにする事と、周りの人はストレスを発散させてあげる事が大切になるかと思います。
2011年3月に起きた東日本大震災。
その後、急激なストレスにより、うつ病を発症した人が数多く存在しています。
そこで、知っていただきたいのは男性と女性の質の問題です。
以前、雑学で紹介した、「女性がおしゃべりなのは何故ですか?」についてです。
女性はストレスを感じるとオキシトシンというホルモンが分泌されます。このオキシトシンは結びつきのホルモンといわれ、誰かと一体感を求めようとするホルモンです。
そこで、信頼している人(家族や近所の人など)や、周りの人と会話をすることで、一体感を得て、抱いていたストレス(不安)を解消しようとしているのです。
ちなみに、男性も不安に陥るとオキシトシンが分泌されますが、男性ホルモンのテストステロンによりかき消されてしまいます。
このような本質がありますので、震災によりうつ病になった方は、話したくても話す事ができず、不安を蓄積した状態のまま、うつ病になってしまったのではないか?と想像ができるわけです。
震災に限らず、「嫁が少し話したそうだな?」・「ストレスを感じてるっぽいな?」と思ったときは、旦那さんは聞き役に徹する事で奥様のストレスを解消し、うつ病の発症を回避する事ができるのではないでしょうか?
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