なんだか、この1週間くらいの、うち息子の変わりようといったらない。
なんだか、毎日毎日、3歩進んで1歩下がるくらいのスピードで、ドンドン成長している。
昨日なんて、とうとうお説教されてしまった。

Konnieさんのところで、息子さんが大人のようにKonnieさんをお説教していた話を拝見したが、3歳ともなると大人と同じような口調で親に説教するものらしい。
我が家はあれほどペラペラ日本語を喋れないので、単語をつなぎ合わせて意味を推量するしかないが、それでも何が以前と格段に違うかと言えば、それは彼が息継ぎするまでの単語の多さである。
私が相槌を打つまもなく、
ペラペラペラペラペラペラペラと、
喋るのである。
おいおいおいおいおい、君は本当に昨日と同じ人間かーーーーー？！

昨夜は、こんな風である。
夕飯の後、旦那が居間を真っ暗にしてテレビを見ていた。
こんな時、電気をつけるつけないでいつも果てしなく喧嘩をする我が家。
私は、こんな暗がりでじっといても仕方ないので、息子を連れて寝室で遊ぶことにした。
息子がカルタをしたいというので、ではと、息子に言いつけて居間にあったカルタを寝室に持ってこさせる。

ところが、息子が持ってきたカルタの箱には全部のカードが入っていない。
片付け方が悪かったらしく、半分ほどが居間にあるオモチャ箱の中に抜け落ちて散乱しているらしいのである。

それで、私は、息子に、
｢お母さんがもってきてあげるから、チョット待ってて。｣
と言い、居間に戻った。
すると、ソファで寝そべりながらテレビを見ていた旦那は、急に電気をつけた私に怒鳴る。
｢何度言ったら分かるんだ～！！！
電気をつけるなよーーーーーーー！！！！
電気、電気、電気、電気、電気！！！！！！｣（←超お怒りモード、何故ここまで怒るか理解不能）

　　　 　

電気なしでカルタを探せるわけがないし、電気をつけても彼はテレビを見れることに自信があるので、私は完全無視してオモチャ箱の中のカルタを探し始めた。
探して取り上げるまで、ものの10秒ほどのこと。
この、穴倉（あなぐら）に住んでいるモグラのような旦那は、電気をつけたりカーテンを開けたりして採光するのが大変嫌いな生き物で、この暗がりのため寝室にまで移動してあげている私に向かって、なんていう口のきき方だと、本当に腹が立つ。



すると、寝室から走って飛んできた息子。
私に、体中を使って叫ぶには、こうである。
｢おかあさん！！！！　おとうさん、おこってる、ね！！！！
でんきーーーーーー、つけ、ない、のぉーーーーーー！！！
おとうさん、かわいそうでしょーーーーーーーー！！！！！｣
ええええええええええええええええええええええ？！！！！

更に彼が続けるには、こうである。
｢みて、おとうさん！！！！
おとうさん、ねてる、でしょ！！！！！
かわいそう、でんき、つける、
だめ！だめ！だめーーーーーーーーー！！！！｣
えええええええええええええええええええええええええ？！！！！！！

私は言う。
｢慎太郎（息子の仮名）、お父さんは寝てないよぉ。
テレビ見てるじゃん。
お母さんは、かわいそうじゃないのぉ？？
お母さんは、慎太郎のオモチャを探しに来てあげたんだよ～～～。｣

それが息子は頑として、お父さんの味方。
寝室に戻ってからも、身振り手振りを使って、声のボリュームは普段より3段くらい高く、断固とした態度で私に、
寝ているお父さんがかわいそうだから、電気をつけるのはいけないのだと、
コンコンと説くのだった。

・・・・・・・誰がこんな子供に育てたんだ？
ソファで伸び伸びと寝転がっている旦那の、勝ち誇った顔といったらなかった。