高速の休日上限千円が最終日　２０日から東北で無料化

　地方部の高速道路の「休日上限千円」と無料化実験が１９日、最終日を迎えた。東日本大震災の復興財源確保のため打ち切られる。それに代わり、２０日午前０時から被災者らを対象に東北地方を中心とした新たな無料化がスタートする。

　休日千円は、自公政権が景気対策として２００９年３月に導入。全国３７路線５０区間での無料化実験は政権交代後の１０年６月から始まった。

　被災地支援のための東北地方の無料化は、白河インター以北の東北道など東日本高速道路会社の１１路線と、地方道路公社の９路線などが対象。被災者や原発事故の避難者が、自治体発行の被災証明書や運転免許証などを料金所で提示すれば無料になる。

　休日千円と無料化実験の終了後も、自動料金収受システム（ＥＴＣ）搭載車限定の時間帯割引は継続。休日は通常料金の５割引き、平日も５割引きか３割引きのいずれかが終日で適用される。