「J1、G大阪2‐1横浜M」(18日、万博)
FWアドリアーノがカタールに移籍したG大阪は日本代表MF遠藤保仁(31)が1得点1アシストの活躍で横浜Mを下した。前半から原点に戻ったプレーを展開し、エース流出ショックを吹き飛ばした。前節8位の神戸は、敵地で山形に0‐2で完敗した。17位の相手にわずかシュート3本で屈し、10位に後退。まさかの“急降下ウイーク”となった。C大阪は2‐0で甲府を下した。仙台は土壇場で新潟に追いつき、開幕から11戦無敗。浦和は9戦白星なし。
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エースが抜けても勝てるんだ。窮地のG大阪を救ったのは、やはりMF遠藤だった。キッカーを務めたセットプレーの2得点が勝利を呼んだ。「スタメン全員が日本人だったので、特長を生かして細かく(ボールを)つないだ」。司令塔の思惑通りにイレブンが機能。約1カ月、4試合ぶりに勝ち点3を得た。
前半9分に“伝家の宝刀”を振り抜いた。「1本目だったので狙った。雨の日はボールが曲がりやすいので」。ペナルティーエリア左横から放ったFKは、約30メートル先のゴール右隅に直接飛び込む、先制弾。同26分にも、遠藤の絶妙な左CKにDF山口が頭で合わせて2点目を決めた。
試合前日に、FWアドリアーノのカタール移籍が明らかになった。「仙台戦(15日)後のミーティングでは、アドリアーノが一番意見を言ってたのに。まさか、いなくなるとは…」とDF中沢。8戦9得点のエースが流出しても、G大阪は攻撃力を維持できた。
それどころか、原点の組織的なサッカーを取り戻した。ぬれたピッチで速度を増した得意のショートパスで相手を翻弄(ほんろう)。中盤を4人にしたダイヤモンド布陣も効果的だった。西野監督は「3ボランチ気味になってもいい」と指示。後半42分まで相手を無得点に抑えたように、失点が多い守備の課題克服にも光明が差した。
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