メディアデスク日誌

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2010-07-03 パブリックビューイング

_ [虎もどき]パブリックビューイング

次回はいつ見られるか分からないビッグイベントを、忘れられない場所で脳裏に刻もうと思った。子どもの年齢の若者に交じって、久し振りに大声を張り上げた。サッカーのワールドカップ南アフリカ大会の日本―パラグアイ戦。日本の敗退が決まったその時を、広島県府中町の映画館「バルト11」で迎えた。TV中継を大スクリーンに映し出し、大勢の人たちで観戦し、応援するパブリックビューイング。サムライブルーの戦いぶりに、サポーターの熱い声援ぶりにさわやかな感動を覚えた。

キックオフは午後11時。10時半開場。10時までに着けば、と出掛けたら既に大勢のサポーターが入り口前のホールを埋めていた。多くはレプリカのユニホーム姿。長谷部(17)、松井(8)、本田(18)のものが多かった。ZIDANE(5)や赤ヘル応援団も交じっていた。あちこちに陣取り、腹ごしらえする者、サッカー談議に花を咲かせる者。ニッポンコールをして気合をつけたり、すっかりおなじみになったブブゼラを吹き鳴らしたりする者もいた。なぜか女性がはるかに多い。オヤジ、おばさんの姿も見られ胸をなで下ろした。当初、1カ所(定員400人)を予定していたが、またたくまに定員いっぱいとなり、今回も2カ所(定員700人)での開催となった、という。

サポーターのマナーの良さに驚いた。開場が始まると、整然と進み、さっさと自分の席(すべて指定席)へ。飲み物や食べ物は口にするが、口数は少なく、少々拍子抜けした。しかし、10時50分、雰囲気は一変した。ピッチを前にキッズと手をつないだサムライブルーが大写しになった。その瞬間「オーツ」のどよめきが起こった。すかさず、「ニッポン」コールと大きな拍手。会場は一気に臨戦モードになった。

何より驚いたのは、セレモニーの国歌斉唱。ほとんどの若者が起立して、「君が代」を歌い上げていた。

ゲームが始まると、好プレーには拍手、シュートを外せばため息。パラグアイ選手のシュートシーンには悲鳴が上がる。ノーサイドのホイッスルが鳴るまで、拍手、悲鳴、ため息が交錯した。

そして延長戦、運命のPK戦。サポーターは肩を組み、手を合わせ、祈った。のろいの仕草をする者もあちこちに見られた。サムライが決めると大きな拍手、パラグアイが決めると悲鳴が上がる。敗戦が決まると深いため息がもれた。しばらく静寂が続き、どこからともなく健闘をたたえる大きな拍手。だれも席を立とうとはしない。ニッポンコール、そして「ありがとう」。しばらく余韻を楽しむように、VTRに見入った。日本の戦いぶりを、感動を、かみしめているようだった。一斉に出口に殺到し、混乱するかと思いきや肩透かし。混雑を避けようとわれ先に、駐車場へ走ろうとした自分が恥ずかしくなった。

そして力の限り声援を送った、満足感あふれる若い顔、顔、顔に胸がジーンと熱くなった。

_ shirusu (2010-07-07 09:54)

どうも、永らくお久しぶりです。
中国新聞ふれあい読者室 宛に、7月1日の記事について2日後の 7月3日に問い合わせの mail を gmail からしたのですが、スパム判定されたようで、返事がない状態です。
それはさておき、mail しても事実上無視されているので、どこに連絡すれば届くのか悩んだ末に、こちらに書きます。

>さっそくですが、 御社の記事
>http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201006300303.html
>および
>2010年7月1日朝刊9面の「芸陽バス新社長に広電の田中氏就任」という記事なのですが、広島電鉄の第101回株主総会(2010/06/29)で、>田中祐太郎 氏は、取締役を退任されています。新任取締役の広島電鉄の 田中栄治 氏ではなく、退任取締役の 田中祐太郎 氏で間違いないのでしょうか?

芸陽バスと広島電鉄に問い合わせたところ、芸陽バスの新社長に就任されたのは、広島電鉄の取締役を退職された、田中祐太郎 氏で、田中祐太郎 氏は、広島電鉄の使用人の立場には現在無いとの事でした。
「元」「前」を付け忘れた些細な事として放置されているのでしょうけれども。

_ すぎさく@編集部 (2010-07-07 11:24)

ご指摘ありがとうございます。関係部署に問い合わせています。しばしお待ちください。

_ すぎさく@編集部 (2010-07-07 12:09)

関係部署からヒアリングをしました。厳密に言うと、ご指摘の通りです。5月15日付紙面で取締役退任の記事が掲載されているため、1日のずれがあります。ただ「元」とすると、ずっと以前に取締役だったと誤解される可能性もあります。そうした側面からこれまで、こうしたケースでは慣用的に「取締役」と表記するケースが多いのが実情です。厳密に元をつけて誤解を生じないか、限られた紙面の中での表現だけに、悩ましいところです。

_ shirusu (2010-07-07 22:55)

すぎさく@編集部さま、ご回答の程、ありがとうございました。
ただ、問い合わせの mail address に mail を送信してもリアクションが無くても良い場合もありますが、リアクションが欲しい場合は、私はどこに問い合わせればよいのでしょう?
ココ「メディアデスク日誌」は問い合わせ窓口という位置づけではないのでしょうし?
gmail以外ならば返事がいただけるのでしょうか?
やっぱり、当初送信した私のmailの文面が「クレージー」だったので「クレーマー」としてスパム扱いされたってオチでしょうか?

_ すぎさく@編集部 (2010-07-09 13:02)

ふれあい読者室が窓口です。メールについては探してもらっています。

_ shirusu (2010-07-10 22:16)

中国新聞 ふれあい@編集部さま
昨日(2010年7月9日)、返信の mail を頂きました。
結局の所『中国新聞 ふれあい読者室の address には gmail で送信しないで』という意味と解釈いたしました。
私が契約しているプロパイダの mail address にもスパムメールがあふれているので gmail から送信したのですが、それが良くなかったようですね。

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