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　「新日本」（１８日、大阪府立体育会館）

　ＩＷＧＰジュニアヘビー級選手権試合は１０日にベスト・オブ・ザ・スーパージュニアを制したＤＤＴの天才児・飯伏幸太（２９）が王者プリンス・デヴィット（２９）を撃破し、第６１代王者となった。

　４度の対戦成績は飯伏の１勝３敗と、現代プロレス最先端の名勝負を展開しながらも飯伏の分が悪い。この日もデヴィットの雪崩式パワーボム、裏ブラディサンデーなどの荒技を被弾するが、１・４東京ドーム大会での挑戦で涙をのまされた雪崩式ブラディサンデーをトップロープを蹴っての雪崩式フランケンシュタイナーで切り返し逆転。パワーボム、不死鳥スプラッシュとつないで３カウントを奪った。

　「夢」と言っていたＩＷＧＰジュニアのベルトを手にした飯伏は「目標の半分がスーパージュニアで、もう半分がＩＷＧＰジュニアのベルトだったので最高にうれしいです！」と大喜び。恒例となったコーラで乾杯すると「もっと究めていきたい。プロレスというジャンルを上げていきたい。プロレスを広めていきますよ」と、最先端を走る者の責任を口にした。