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【プロ野球】

も〜我慢できない オガ、ラミ、阿部についにメス

2011年6月18日 紙面から

キャッチボールするラミレス(左)の横で練習を見つめる原監督=ジャイアンツ球場室内練習場で(千葉一成撮影)

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 忍耐力も限界を超えてしまった。極度の貧打病に苦しむ巨人が、不振の続く主軸3人にようやくメスを入れた。17日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた全体練習で、吉村、江藤両打撃コーチが小笠原、ラミレス、阿部に対する指導を今季初めて解禁した。

 もはや聖域はない。12球団ワーストのチーム打率2割2分6厘。1試合平均2・75得点もリーグ最少。その最大の要因となっているのが、主軸の不振だ。小笠原は打率1割9分1厘、1本塁打、4打点。阿部も2割1分8厘、2本塁打、5打点と低調。ラミレスは2割8分1厘、12本塁打、30打点と及第点の数字を残しているが、印象度の低さは否めない。借金が6に膨らみ、正念場と見た首脳陣がついに動いた。

 「(3人とも)実績のある選手。アドバイスするのではなく(復調を)待とうという方針だったが、15日の試合後にそうしよう(指導する)ということになった」と岡崎ヘッドコーチ。このままでは投手陣の負担が増すばかり。主軸に不振脱出のきっかけをつかんでほしいというのは偽らざる本音だろう。

 ただ、実績十分の一流打者ばかりだけに、指導する方も“頭ごなし”とはいかない。小笠原にアドバイスを送った江藤コーチは「ガッツのルーティン(練習などでの決まり事)もあるから、そういうのは変えず、リスペクトしながらやっていきます」と強調した。

 いずれにしても、主軸が打たないことには局面を打破することはできない。静かに練習を見守った原監督は「メンバーは代えようがない。今、ベストメンバーなんだからさ。みんなが1本、2本安打を打ってくれればいいんだから」。“手術”の成果が早く出ることを願うばかりだ。 (井上学)

 

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