札幌市東区のスーパー「コープさっぽろ新道店」で1月にあった強盗事件に使用された拳銃を譲り渡したなどとして、銃刀法違反や窃盗などの罪に問われた函館市の無職、伊藤欣弥(37)と住所不定、同、近藤博文(35)の両被告の初公判が17日、札幌地裁(加藤学裁判長)であり、2人は起訴内容を認めた。検察側は伊藤被告に懲役10年と罰金200万円、近藤被告に懲役10年を求刑し結審した。
起訴状によると、2人は昨年11月、スーパー強盗を起こしたとされる嘉賀勝彦被告(67)=強盗致傷罪などで起訴=の依頼を受け、埼玉県内で知人の暴力団員から拳銃1丁と実包8発を40万円で買い取り、嘉賀被告に譲り渡したとされる。検察側は「拳銃強盗では一般市民がけがをしており結果は重大」と指摘した。【金子淳】
毎日新聞 2011年6月18日 地方版