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[地方]ニュース
橋下知事&平松市長 “脱原発”で再接近? 大阪
2011.6.18 22:46
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大阪市の解体を伴う「大阪都構想」などをめぐり対立を深めた大阪府の橋下徹知事と同市の平松邦夫市長が、将来的な自然エネルギーへの転換を目指す“脱原発”方針で、にわかに同一歩調を取りつつある。両首長は週明けに相次いで関西電力の八木誠社長と会談し、自らの考えを伝える見通し。関電の15%節電要請や海江田万里経済産業相の18日の原発再稼働要請など、福島第1原発事故の余波が被災地外にも広がる中、関係が冷え切った両者が電力問題を接着剤に再びタッグを組むのか、関係者も注目している。
●批判や苦言続々
「時期尚早極まりない」。橋下知事は18日、海江田経産相が電力各社に指示していた原発の安全確認の完了を宣言したことに激怒した。「基準を作ってクリアすれば安全、とごまかすのか。政治家は『電力不足なので、原発にリスクはあるが負ってもらえますか』と真正面から説明すべきだ」とまくしたてた。
一方、平松市長は17日、関電の15%節電要請について「一律ということではなく、業種や時間帯などに応じたきめ細かい取り組み目標を速やかに示して、理解と協力を求める努力をすべきだ」と苦言を呈した。
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