避難者の集いで支援情報を伝える坂爪則子さん=13日、石垣市内のそば屋
【石垣】福島第1原発事故による放射線被害を心配し、神奈川県三浦市から母子で石垣島に自主避難している坂爪則子さん(43)がブログ「子育て単身赴任@いしがき」を立ち上げ、避難者支援情報などを提供している。坂爪さんは子どもへの影響を考えて母子で避難することを「子育て単身赴任」と命名。「避難というと後ろめたさを感じることもあるが『子育て単身赴任』は親が子どものことを考える前向きな行動だ」と訴えている。
坂爪さんは東日本大震災後、2歳の娘・歩夢ちゃんの放射線被害を心配し、実家がある大分県に避難した。しかし「逃げているだけではなく、同じ避難者を支援することもできるのではないか」と思い立ち、ホームページ(HP)制作を請け負っていた石垣島のマンゴー農家を通じて、4月4日から石垣島で暮らすようになった。
個人でHP制作事業を行っていた坂爪さんは技術を生かして5月末にブログを設立。民間が提供する避難者向け施設の場所や民宿の相場など、現地ならではの情報を載せている。罹(り)災証明がなく被災者とされない避難者にとって数少ない情報源になっている。
石垣島で13日開催された避難者の集いに参加した坂爪さんは「避難という言葉がマイナスの意味を持ち、居心地が悪く感じることもある。逆転の発想で支援者に回ればほかの避難者や地域に役立つことができる」と話した。
ブログのURLはhttp://hahaco-isigaki.seesaa.net/
(稲福政俊)
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