【国際】仏に空輸の静岡茶からセシウム検出2011年6月18日 10時59分 【パリ=清水俊郎】フランス競争消費違反取り締まり総局(DGCCRF)は17日、日本からパリ近郊の空港に空輸された静岡県産の緑茶の葉から欧州連合(EU)の許容基準の2倍を超える1キログラムあたり1038ベクレルの放射性セシウムが検出されたため、押収したと発表した。 福島第1原発の事故後、フランスに輸入された日本産食品から放射性物質が検出されたのは初めて。 EUでは3月下旬から福島や東京など12都県産の食品を輸入する際、放射性物質検査を義務付けているが、静岡県産の食品は対象外としていた。ただフランスは日本からの食品に対して独自に検査していた。 フランスは今回の結果を受け今後、静岡県産の検査を強化していくことを決定。さらに欧州全体でも従来の12都県産に加え、静岡産も検査対象とするよう欧州委員会に要請する。 AFP通信によると、問題の緑茶の葉は162キログラムのひとまとまりの荷で、日本の出荷元などは明らかにされていない。 (中日新聞) PR情報
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