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伊賀市立上野総合市民病院:内科外来は継続 非常勤医を確保--来月以降 /三重

 ◇2次救急も従来通り

 伊賀市立上野総合市民病院が7月以降も内科系外来診療を継続することが17日、分かった。ただ一人の内科系常勤医の退職で平日日中の診療休止も想定されたが、新たに非常勤医が確保できたという。三木誓雄院長(55)が毎日新聞の取材に明らかにした。

 平日の内科系外来は現在、常勤医のほか、応援の非常勤医4人が担当している。三木院長によると、常勤医と非常勤医2人が今月末で退職するが、新たに別の病院から非常勤医を招致し、週3日を担当してもらう。この新態勢で、平日の外来診療を続けることが可能という。

 外来診療を取りやめる異常事態を回避でき、三木院長は「陣容を整えて対応するので心配しないでほしい」と話した。

 2次救急への対応は従来と同じ。平日日中は開業医の紹介があれば、当番日でなくても患者を受け入れる。平日の夜間や休日は内科常勤医の不在で入院には対応できないので、救命措置を施したうえで伊賀地域外へ転送する。三木院長は「内科医ゼロはつらい。総合病院とはいえない。内科医を確保するため、全国どこにでも探しに行く」と現状を憂慮している。【伝田賢史】

〔伊賀版〕

毎日新聞 2011年6月18日 地方版

 
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