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[地方]ニュース
【週刊知事】検査要求に激怒も… 静岡・川勝平太知事
2011.6.12 08:00
「風評被害は政府の本丸から来ている。責任をしっかり追及していきたい!」。国が突如求めた製茶の検査をめぐり、産地19カ所を対象にした県の検査で、いずれも国の定める暫定基準値を下回る“シロ”の結果が伝わった9日、こう声を荒らげた川勝平太知事の怒り様は痛烈だった。
基準値を上回れば、生産量で国内の4割を占める静岡県の茶業は大打撃を受ける。すでに生葉と飲料茶の独自調査で安全性を確認していたにもかかわらず、製茶に生葉などと同じ基準の検査を求めた国の“暴挙”に、川勝知事は「根拠なくわれわれに無駄な時間と労力を費やさせた」と吐き捨てた。
一方で、民間の検査では静岡市産の製茶から基準値を超える放射性物質が検出。1工場で出荷制限となった事態にも、「基本的には安心だ」と、少し歯切れが悪かった。
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