2011年3月16日16時36分
キヤノンは16日、東日本大震災のため、九州のデジタルカメラ工場が部品不足に陥っていることを明らかにした。「大分キヤノン」(大分県国東市)の操業を同日から3日間停止し、「長崎キヤノン」(長崎県波佐見町)も17日は操業するが、18日以降の操業は未定という。
大分は、一眼レフカメラやレンズ、小型カメラを生産する主要工場。製品に使う半導体やコンデンサーなどが不足して、生産が続けられない。外部の調達先が被災地に多く、生産を中断したり、物流が滞ったりしている。長崎も同様の状況。対応策を検討しているという。