仙台市 がれきを10月から焼却
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仙台市 がれきを10月から焼却

6月18日 13時14分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

震災のあと、積み上がったままになっている大量のがれきの焼却を急ごうと、仙台市は、新たに3か所に専用の炉を建設し、ことし10月から、順次、処分を始めることになりました。

宮城県によりますと、今回の震災で、県内では、1年間に処理される一般廃棄物の23年分にあたるおよそ1600万トンから1800万トンのがれきが出たと推計されています。がれきは各地の「仮置き場」に集められていますが、津波に流されて塩分を含み、現在の施設で焼却すると炉を傷めてしまうおそれがあることなどから、ほとんどが山積みにされたままになっています。このため、仙台市では、市内にある3つの「仮置き場」の敷地内に、新たに専用の焼却炉を建設することになりました。焼却炉のうち、1つは1日に300トン、2つはそれぞれ90トンのがれきを焼却する能力があり、維持や管理などには、市内で処分が終わるとされる3年間で、およそ77億円かかるということです。焼却炉の建設は早ければ今月中にも始まり、ことし10月から12月にかけて順次、稼働する予定です。一方、仙台市以外の地域でのがれきの処分については、宮城県が焼却炉の建設予定地を5か所選び、地元との調整を続けています。