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【社会】

埼玉の事務所から指示か 東京の6億円強奪事件

2011年6月18日 12時21分

 6億円強奪事件で蓑田哲郎容疑者の自宅兼事務所の家宅捜索に入る警視庁の捜査員ら=18日午前11時53分、埼玉県吉川市

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 東京都立川市の「日月警備保障立川営業所」から現金約6億円が強奪された事件で、警視庁立川署捜査本部が強盗傷害容疑で逮捕した中古車販売会社役員蓑田哲郎容疑者(46)ら2人は事件当時、埼玉県吉川市内の会社事務所にいたとみられることが18日、捜査関係者への取材で分かった。

 立川市内で犯行を実行したとされる渡辺豊容疑者(41)=同容疑で逮捕=と携帯電話でやりとりした際の電波を中継したアンテナ基地局の位置情報などから判明した。

 捜査本部は犯行を主導したとみられる蓑田容疑者と亀治中博之容疑者(40)=同容疑で逮捕=は自身に捜査が及ばないように埼玉県内から指示を出していたとみている。

 また、渡辺容疑者の逃走を手助けするなどした暴力団関係者数人を特定し、行方を追っている。

 捜査関係者によると、携帯電話の位置情報などから蓑田、亀治中両容疑者は5月12日未明の事件前後、拠点としていた蓑田容疑者の会社事務所にいた疑いがある。連絡役とみられる伊藤彩人容疑者(25)=同容疑で逮捕=は横浜市の自宅近くにいた可能性が高い。

 渡辺容疑者ら2人は蓑田容疑者らと連絡を取りながら、高級外車で現場から逃走。茨城県内で車を乗り捨てており、捜査本部は現金を別の車に乗せ替え逃走を続けたとみている。

(共同)
 

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