デジタルテレビライフがやってきた

「デジタル放送」は高画質・高音質ということだけでなく、いろいろな機能があります。
それらの機能を使いこなして「人生が変わった」、「ビジネスに生かす」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
ポイントはｄボタンです。

●人生が変わった
神奈川県・茅ヶ崎市
２年前に定年退職を迎えた沢畑さん67歳です。
「一番最初は変なところを押しちゃって、おかしくなっちゃうのではないかと怖くて押せなかったですよ。ところが最近はもう慣れたものですよ。押すのが当たり前！」

お昼前関東地方で放送している「こんにちは　いっと６けん」の中の「かんたんごはん」。
番組のデータ放送には、その日取り上げた料理のレシピが詳しく紹介されています。

「データ放送に会って、料理が好きになったし、家内とか娘においしいねって食べてもらえると、よーしまた作ってやろうかなって、その気になっちゃうんですよね。」
以前はほどんど作ることのなかった料理。今は週に５日、台所に立ちます。
データ放送と出会ったことで思いもしなかった人生が待っていました。

ＮＨＫで放送されている「世界ふれあい街歩き」のデータ放送画面です。
番組の進行に合わせて、今、流れている映像がどこの場所なのかが左側の地図に表示されます。
この番組のデータ放送を見て、実際に旅行に行かれたご夫妻もいらっしゃいます。
みなさんも勇気を持ってｄボタンを押してください。

●ビジネスに生かす
岡崎聖一さん45歳は、環境に関わる電子機器などの開発や販売をする会社を経営しています。
露地栽培に比べおよそ３倍のスピードで収穫できるLED照明を使った「室内用栽培装置」を開発しました。
仕事に役立つ情報を収集するため、様々な番組を日々録りためています。

多忙な岡崎さんにとって欠かせないのがEPG、電子番組ガイドです。
「番組検索」でキーワードを入力するだけでたくさんの番組の中から目的にあった番組を探し出せます。
「これだけ膨大な番組があっても録画予約が一発でできてしまいます。地デジになってよかったことだと思いますね。」

専門的な知識を得るために、関東地方向けの放送大学で学習。
専門用語の多い授業では、「字幕放送」を活用しています。
「漢字は表意文字ですから、目と耳の両方から情報が入ってきますから理解が深まるんです。」

●デジタルな人々
ＮＨＫ名古屋放送局で収録している「めざせ！会社の星」。この番組のデータ放送が中部地方限定で、新しくスタートしました。

データ放送を制作した大森美佳さんは、プログラミングや画面構成などすべてに関わった責任者です。

番組と連動したクイズやゲームでポイントを稼いで、キャラクターが新入社員から社長まで昇進していく企画。
「やはりキャラクターにはプロジェクトの中でも最後まで一番こだわりました。名古屋嬢の名古屋巻きのふわっとした髪の毛のカールなんかも作り込んでいます。」
このデータ放送は各地域の特色を生かしたものになっています。みなさんの地域のデータ放送もチェックしてみてください。

「今日ご紹介した方々は、詳しい情報を生活や仕事に生かしていて、生き方が前向きだなと感じました。みなさんもいろいろな機能を使いこなして楽しいデジタルテレビライフを送りましょう。」