脱原発重く受け止めると福島知事 検討委の基本理念に福島県の設置した有識者会議「復興ビジョン検討委員会」が基本理念の原案に「脱原発」の姿勢を明記したことについて、同県の佐藤雄平知事は18日の記者会見で「重く受け止め、尊重しないといけない」と述べた。 検討委は15日の会合で脱原発を鮮明にしたが、これまで佐藤知事は基本理念の原案について言及していなかった。 一方で、検討委座長の鈴木浩福島大名誉教授が「『脱原発』とは福島第2原発も廃炉にすべきだという意思表明」と述べたのに対し、佐藤知事は「(第2原発の)再稼働はあり得ない」という従来の表現にとどめた。 県は7月末に出される検討委の最終提言を踏まえ、年内にも具体的な復興計画を策定する。 【共同通信】
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