2011-06-17
『スコ怖』検証延期のお知らせ。
「日本トンデモ本大賞」で先行発売されていた唐沢俊一氏の新刊『スコ怖スポット・東京日帰り旅行ガイド』(ごま書房新社)の検証をしていたところ、同書のプロデューサーである芝崎淳氏から「正式発売前の内容紹介は営業妨害にあたる」との抗議を受けました。発行元であるごま書房新社に確認をとったところ、芝崎氏の行動を関知していなかったものの、基本的には芝崎氏と同様の立場を取るとのことだったので、こちらとしては、
・正式発売日までの検証の延期
・正式発売日まで既に検証したエントリーを非公開にする
という対応をとることにしました。ただ、ごま書房と芝崎氏の意見によると、出版社の権利関係上発売後3か月は書籍の論評を控えた方がいい、とのことなのですが、これが何を意味するのかわかりかねるので、現在ごま書房に確認を取っているところです。いずれにしても検証自体の中止および全面的な削除の要求でないのであれば、柔軟に対応するつもりです。こちらにも配慮に欠ける面があったと言われれば否定できません。
※追記 唐沢氏の新刊のタイトルを誤って表記していました。お詫びして訂正します。
また、芝崎氏からは当ブログで『スコ怖』に関連して自分の名前を出さないでほしいとの要望も受けましたが、『スコ怖』の奥付には芝崎氏の名前が明記されていて、唐沢氏も後書きで芝崎氏に感謝の言葉を述べているので、氏の名前を伏せることはかえって不自然になると返答しておきました。
ここまでは理解できるのですが、芝崎氏は何故か『スコ怖』とは関係のない要求を一緒にしてきました。その内容を以下に挙げておきます。
・「と学会」のメーリングリストに関係したエントリーの削除・データの破棄・情報提供者の氏名の提示
・これまでに発行された同人誌の回収
・ブログ自体の削除
最初のメールではメーリングリストに関連した話題だけだったのですが、徐々に要求が追加されていきました。
自分はこれまで知らなかったのですが、芝崎氏は「と学会」の会員なのだそうです。しかし、「メーリングリスト」の件に関しては、そもそもあの話題の中で芝崎氏の名前は全く出てこないので、芝崎氏が何故このような要求をされるのか理解できません。芝崎氏には「当ブログの問題点を具体的に教えてくれれば対応する」旨をお伝えしましたが、「問題点が多すぎて指摘できない」とのことで、それではこちらとしてもどうしようもありません。
芝崎氏は「他の「と学会」会員も被害を受けている」と主張しているので、芝崎氏の行動が「と学会」の総意によるものなのか、山本弘会長に確認をとったところ、「芝崎氏の行動には何ら関与していない」「問題はあなたと芝崎氏の間で解決していただきたい」とのお答えが返ってきました。自分としては、芝崎氏の行動が個人的なものなのか組織的なものなのかを確かめたかっただけなのですが、会長の返事が実に攻撃的だったことには驚かされました。実は以前にも「と学会」の一部が自分に対して法的な動きに出ようとしている、との噂が流れたことがあって、その際にも山本会長に確認をとったのですが、会長から実に気持ちのこもったお返事をいただいて感激したことがありました。だからこそ、今回の会長からのお返事には驚かされたわけです。何か事情の変化があったのでしょうか(山本さん、反論があるならばお伺いします)。
もうひとつ驚いたことに、芝崎氏によると山本会長は「自分(kensyouhan)からコミケで謝罪をされた覚えがない」と仰っていたそうです。冒険風ライダー氏も御覧になっているはずなのですが。
しかし、一番問題なのは、芝崎氏がこちらの個人情報を知っていることをほのめかして、直接面会を要求していることです。これは脅迫罪(刑法222条)の要件である「害悪の告知」に該当する疑いがあります。少なくとも、そのような態度に出ている相手と話し合う気にはなれません。その一方で、芝崎氏が村崎百郎氏の事件で問題になった「ネットでの個人情報の流出」を憂いているのが理解できません。当ブログでは唐沢氏をはじめとした関係者の個人情報は掲載されていないはずですが、問題のある情報があればしっかり対応するのでお知らせください。
それから、芝崎氏も山本会長も「“唐沢俊一検証blog”のコメント欄には問題があり、管理人は責任を果たしていない」と指摘されています。これに関しても具体的な指摘はないのですが、当ブログにコメントをされる方はあまり過激なことや誹謗中傷を書き込まないようお願いいたします。
芝崎氏は自分がごま書房新社と山本会長に問い合わせをしたことで情報が広がってしまったと憤慨されていて、他の出版社から協力を持ちかけられていることや法的な手段に出る可能性を示唆してます。しかし、自分としては芝崎氏の要求が根拠に欠けるものであるため、これ以上の対応はいたしかねる、と言うよりほかにありません。当blogに問題があるのであれば、具体的な問題点を指摘していただかなくてはどうしようもないのです。問題点があれば、『スコ怖』の検証を延期したようにしっかり対応いたしますので、どうかよろしくおねがいします。
最後に念のために書いておきますが、芝崎氏によると今回の氏の行動には唐沢氏は関与していないとのことです。そこのところは誤解なさらないようお願いします。
- 556 http://twitter.com/
- 327 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/
- 121 http://bit.ly/kOVR1
- 54 http://ezsch.ezweb.ne.jp/search/?sr=0101&query=唐沢俊一
- 48 http://z.twipple.jp/
- 47 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20110618
- 39 http://twipple.jp/
- 39 http://twtr.jp/home
- 34 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20110615
- 28 http://hootsuite.com/dashboard
- 2011-06-17 暇人の日記 8/159 5%
あと出版関係の人間がこんな言論封殺めいた要求をしてくるなんて…唖然としました。
そんな話聞いたことありませんけど、どういうことでしょうね。もしそれが一般的ならば新聞や雑誌の読書欄の書評も、Amazonのカスタマーレビューも成り立たなくなってしまいます。
そもそも発売3箇月を過ぎた本の書評なんて鮮度の落ちた魚のようなものでしょうに。
時期に関わらず圧力なんか掛けないんでしょうねぇ
『スコ怖』検証について、kensyouhanさんは記事を封鎖した訳ですが、14日から「ネタバレ防止」の注意があるとはいえ記事を見放題の状況が二日以上続きました。その間にコピペされ、ネットで出回ってしまったなら『スコ怖』の内容が発売前に出回ってしまった訳で(一応、そのようなサイトは見当たりませんでしたが)、その被害が膨大だ、と判断されたからこそ、抗議というか要求がエスカレートしたのでは、と私は考えました。
あと気になったのですが、その芝崎淳氏って本人なのですね?
そうだとしても、kensyouhanさんは気になさらない方がいいと思います。山本さんも仰られたことですが、ネットで訴訟だなんだと騒ぐ人に、実際の力など皆無なのですから。(力があるなら、そんなこと言う必要はないと思います)
確かに、すこし過激な書き方をしている方はいらっしゃいますけど、そういう多様性がお嫌なのでしょうか?
ある意味、健全な事だと思いますけど。
他人のブログ、しかもコメント欄に文句言うプロって不思議です。
フライングゲットとはいえ、正式に売っている本でちゃんとお金を出して買って、その感想を述べるブログエントリに過ぎないのに、
そんな影響力あると考えるプロって、やっぱり不思議です。
>「問題点が多すぎて指摘できない」
教科書的な詭弁です。大まかなところだけ二、三箇所でも指摘はできるでしょう。
>会長の返事が実に攻撃的だったことには驚かされました。
山本さんのブログより、
「連載3本」で「単行本のための書き下ろしとか、『メガミマガジン』に『まどか☆マギカ』についての原稿書いてたりしてたし……」という多忙(その上、この更新があったのは昨日)の中、
自分が直接関わっていないことに回答するには、今回の場合「芝崎淳」氏からの情報しかない以上、そのような返事しかできなかったのかもしれません。(これは擁護などのコメントではありません)
>『芝崎氏によると』山本会長は「自分(kensyouhan)からコミケで謝罪をされた覚えがない」と仰っていたそうです。
>『芝崎氏は』「他の「と学会」会員も被害を受けている」と主張しているので、
など、あくまで『芝崎氏が話していた』だけでしょう。(分かりませんが)
また、
>芝崎氏も山本会長も「“唐沢俊一検証blog”のコメント欄には問題があり、管理人は責任を果たしていない」と指摘されています。
これは恐らく、山本さんが自ブログでは、ご本人が承認したコメントのみ表示する方針をとっていることだと思います。(差別的発言などを削除しています)
長々と失礼いたしました。
>>…なぜ、今まで自分たちが散々他人にしてきたことを、他人が自分たちにしてくると
>>こういうことを言い出すのでしょうか。
アンチ唐沢一派は、自分らのしていることが問題だと認識しているわけだ。
自分らが批判している連中と同じことをやっても、自分らは許される
というのが哲学なのか。
ついにお前らは馬脚を現した。
正体が見えたわけだ。
正式発売前の本の内容を延々ネットで引用するのが問題だと
思わない、検証班氏の感覚も、逆切れして出版社(と、思われる)の人を
けなし始めるフォロワーも、常識に欠ける。
芦原太郎氏の危惧は現実化した。
俺らはネットの世界に生きてんじゃないんだから、
ネットで受けたら、支持があったら、何してもいいわけじゃない。
そのへんがわからない人が多すぎるね。
それでいいと思います。文句を言う人に限って具体的な問題点を指摘する能力に不自由なのは別にkensyouhanさんの責任ではないので。
と学会イベントで先行発売したのは「正式」ではなかったんですね。
面白いなあ。
正式な発売日以降に論評せよというのなら
先行発売した唐沢氏を批判するべきでしょう。
批判されるのが嫌ならば、本を出さなければいいのであって
販売する、市場に出すという意味をあまりに軽く考えています。
また、個人情報を知っていることをほのめかしての面会要求とは
あまりに卑怯な手段であると言わざるをえません。
「と学会」も、非合理的なものを批判する精神で
盲信に対して論理・科学で立ち向かうことが根本だと思っています。
言論に対して、暴力的な解決や押し付けを最も嫌う団体の一つだと
今でも信じています。
柴崎氏の発言や山本会長のメールが、何らかの誤解に基づいた
行き違いであることを願うばかりです。
>来訪者アゲインさん
>正式発売前の本の内容を延々ネットで引用するのが問題だと思わない
結局そこが要点だと思いますが、今回の本に関して唐沢俊一氏は
>本書はと学会創設20周年記念の一環として、6月11日の
トンデモ本大賞授賞式会場にて先行発売されます。
と、はっきり発売の意思を示していらっしゃることと、先行上映された映画の批評もあること等から、今回の件が本の売り上げに直接の悪影響を実際に及ぼさない限り、
問題にはならないと思います。
人のことは言えませんが、お互い熱くなり過ぎず、冷静且つ丁寧な批評を有意義にしていきたいものですね。
あと、kensyouhanさん、あなたが正しいと思うなら、今後も批評活動は続けていくべきだと思います。
ヤクザと一緒。脅せばなんでも言うことを聞くと思って、なめてますね。
これ以上、筋の通らない要求があれば、警察に相談に行くことも考えられた方が良いかと。
公表していない個人情報をネタにするというのは、あくどいので。
と学会の名前を出して会員が動いている以上、会長が表に出るべきでしょう。もっとも唐沢の除名を覆されてしまったりなど、もはや実権はなく、現在は唐沢とその子飼い連中に、組織全体をを牛耳られてしまっているのでしょうか。
正義の鉄槌が下されようとしている。
ネットの声援など、リアル社会における抗議行動の一兆分の一の力もない。
あいもかわらぬ、一糸乱れぬ検証班ヨイショの嵐、無限に続く同調圧力、
唐沢氏の(キャラ作りとは思えないが、キャラ作りの結果とは思える)非常識
にかこつけた自らの非常識さを反省せず、今日も幇間どものおべっかシャワーを
浴び続け酔いしれるか。
しかし、かつて猫八氏の起こした問題に関してはヨイショマンたちは、
ひたすら検証班氏と猫八氏を同一視せず、今回は柴崎氏と山本氏を同一視
という相も変わらずのダブスタ。
検証班氏はこんな連中を薄気味悪いと思わないのか?
思わないとしたら、もう手遅れだと思うのだが……
・「と学会」のメーリングリストに関係したエントリー
・これまでに発行された同人誌
・ブログ自体
が何らかの理由で非常に都合の悪いものであることは率直に認める、と。
そして、「レビューをされるのはよいのですが正式発売前にネタバレは控えてくれませんか」
と申し入れるだけでは済ませられず、上記条件を挙げずにいられない理由がある、と。
大変よくわかりました。ありがとうございました。
唐沢氏にも糊口を凌ぐやっつけ仕事などせずに、渾身の著作を世に表すことを期待しています。
煽るなら下らない誤字なんかするなよ。
ま、唐沢俊一はどこか間違っていたり、ガセ情報を入れないと気がすまないだけなのかもしれないけどさ。
kensyouhanさん、これからも活動を続けていってください。
こんな卑怯な輩がのさばること自体がおかしいですから。
「コミケの呼び込み問題」のことなら、結構検証班氏も(私も)含めて批判していた方もいたし、そもそも当事者である
kensyouhanさんや私が「連帯責任」と考えていたので、この発言は言いがかり以外の何の意味もない。
>今回は柴崎氏と山本氏を同一視
同一視というのが「柴崎のやったことには山本も責任ある」という意味なら、そんな発言はそもそもほとんど見当たらない。
私は「具体的に問題点を指摘しろ」と言ったので「具体的な間違いならしてもいい」と言ったわけじゃないよ。
2ちゃんねるの唐沢スレにはあるけど、2ちゃんねる発言まで含めるならそもそも「ひたすら検証班氏と猫八氏を同一視せず」というのはまるで成立しない。
これがどういう法的根拠に基づくのか分かりかねますが,もしご心配であれば,弁護士に相談なされるとよろしいかと存じます.
相談だけでしたら5000円くらいでやっていただけるところがございます.
(無料法律相談もあるにはありますが,順番待ちが長い)
何事によらず,素人判断は危のうございますので,掛け捨ての保険とお考えになれば,安価かと.
追伸:
今号の週刊新潮にて,唐沢氏のコメントが掲載されておりましたので,取り急ぎ一報まで.
真っ先に回収しなくてはならないのは唐沢氏の無断復刻本ではないのか
よく分かりません
営業妨害行為の正当化、もしくは相殺化などできない。
そんなバカな意見はネットでしか通らない。
「ネット専門で活動している人」の書いた物を「(ネット以外の)出版界で活動している人」
が著作権侵害した場合、「ネット専門で活動している人」もしくは「ネットユーザー」が
特に問題視する、もしくは不自然なほどに過剰に怒る、という傾向がある。
でも、世間(ネットユーザーとそれ以外、もしくはネット言論に過剰な思い入れが
ある人とそれ以外、という分け方がわかりやすいと思う)はそれほど長くは問題視しない。
一般世間からいったら、営業妨害行為をした検証班氏への批判が(来訪者以外は)
事実上皆無、もしくは考えるふりをして最初から結論を決めて演繹し、肯定する、
という同調圧力一辺倒は異様だ。
何度も言うけど、普段唐沢氏のやることなすこと問題視し、常に(検証というより)
批判を欠かさない検証班氏フォロワーが、彼らにとっての「怨敵」「悪の権化」(と考えて
いるとしか思えない)である唐沢氏の行為を蒸し返して検証班氏のやることを
正当化するのは、世間じゃ通らないよ。
それともさあ、フォロワーの皆さんは、同じことを唐沢氏がするとブーイング、
検証班氏がすると、
抗議相手にブーイング、
ていう、極限のダブスタなのか?
信者って、気味悪いよなぁ…
としか思えない。
既に営業妨害を行ってしまった検証班氏に対しては無限のフォロー、
まだ抗議後の次の段階には及んでいない、出版社及び編集者に対しては無限の罵倒、
唐沢憎けりゃ編集者も出版社も憎い、なんて、あからさまにおかしくネ?
出版社が自分たちの利益第一に考えるなんて、至極真っ当で、当たり前じゃん、
ライターと出版社の利益を守る、なんて常識以前の問題だぜ?
アンチ唐沢の思慮の浅さには毎度あきれる他ないなあ。
>出版社が自分たちの利益第一に考えるなんて、至極真っ当で、当たり前じゃん、
>ライターと出版社の利益を守る、なんて常識以前の問題だぜ?
「他人の言論の自由を正当な商取引で入手したもの対象に阻害する」のは真っ当でも当たり前でもありません。
真っ当でも当たり前でもない唐沢=芝崎両氏の為に検証班氏が不利益な要求を呑むなど常識の範疇外です。
他人様の思慮が浅いという貴方の思考能力が著しく危ぶまれる言説ですね、ご注意下さい。
なんてkensyouhanさんは唐沢氏を愛しているんだろう!
と書きに来たところ、外野から凄い乱入がありましたね…。
読書好きの知り合いに、
「“出版社の権利関係上発売後3か月は書籍の論評を控えた方がいい”って聞いたことある?」と
聞いてみます。
ごま書房は"天下の"朝日新聞の書評欄に、自社の出版物が取り上げられたら、「営業妨害だ」と訴えるんでしょうかね。ちょっと見てみたい見てみたい。可能性はゼロでしょうけれど。
>信者は気味悪いぞ来訪者さん
まずは深呼吸して、落ち着いてから議論しましょう。
この手の本は発売から3カ月も経てば売れなくなるから、その時には何を言ってもいい、という意図なのかな、と思ったり。
そうでなければ、今回の芝崎の仕儀は、「甘ったれるな」の一言に尽きます。
>「正式発売前の内容紹介は営業妨害にあたる」
>「出版社の権利関係上発売後3か月は書籍の論評を控えた方がいい」
「絶賛の書評ならこんなことは言い出さない」と2ch唐沢スレでも見た気がしますが。
第三者的根拠のないルールは「俺様ルール」と言います。従わせられるのは「俺様」だけです(これは来訪者〔唐沢のケツ奴隷〕にも言っておく)。
>情報提供者の氏名の提示
天羽に続いて芝崎も、あのひどい内容のMLが本物であると太鼓判を押してくれるわけですか。
で、これを聞いてどうするのでしょうか。裏切り者として石以て追うのでしょうか。
来訪者ともども、余りの愚劣さに怒りさえ覚えます。