アメリカ海兵隊は、最新鋭の輸送機「MV22オスプレイ」を沖縄のアメリカ軍普天間基地に来年と再来年のそれぞれ10月に12機ずつ、あわせて24機配備する計画を明らかにしました。
「MV22オスプレイ」は、ヘリコプターのように垂直に離着陸ができ、固定翼機のように水平飛行もできる最新鋭の輸送機で、アメリカ政府は来年後半に沖縄に配備すると発表しています。これについて、アメリカ海兵隊の当局者は、17日、国防総省で日本の報道陣に対して、カリフォルニア州のミラマー海兵隊基地で現在訓練しているオスプレイの部隊が沖縄の普天間基地に配備されると説明しました。そのうえで、オスプレイは、来年10月に12機、再来年10月に12機の合わせて24機を配備する計画だとしています。オスプレイは、普天間基地に現在配備されている「CH46中型輸送ヘリコプター」24機と入れ替える計画で、海兵隊は、老朽化の激しいCH46よりも最新鋭のオスプレイのほうが事故が起きる危険性が少ないと説明しています。しかし、オスプレイは、開発段階で墜落事故が相次いだほか、強力なエンジンで回転翼を高速回転させるため騒音の問題も指摘されており、沖縄では配備に対する反発が強まっています。