県内でここ数年、六十五歳以上の高齢者による万引事件が相次いでいる。県警によると、昨年摘発された高齢者は三百九十人で、全体の約三割を占めた。かつては「少年の犯罪」と言われた万引。「金を使うのがもったいなかった」「話し相手が欲しかった」。動機の中心が「遊び半分」の少年とは違い、家計節約やさみしさから犯罪に手を染めるなど、複雑で切実だ。
(県警・廣瀬秀平)
「罪の意識が低い。『これくらいなら、持っていっても大丈夫』と思っているのだろう」。県内のスーパー各店舗で約五年間、万引対策の警備をしている男性(48)が、万引をする高齢者について話した。
男性によると、高齢者が盗む商品の大半は食料品で…
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2010/10/31 17:57
【伊勢新聞】
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