記事入力 : 2011/06/18 13:56:01
韓国の一流企業、ブランド価値は二流(上)
現代自動車は今年2月、米国で最も人気があるスポーツ、アメリカンフットボールの頂点を決めるスーパーボウルに1270万ドル(約10億2000万円)の広告費を使った。1秒当たりの広告費は約1億ウォン(約740万円)。レギュラーシーズンまで含めると総額4170万ドル(約33億7000万円)を費やし、広告主ランキングで18位に入った。
現代自はブランドの知名度を上げるために巨額の資金をつぎ込んでいるが、まだ「一流」扱いは受けていない。米国のブランド評価機関「ブランド・ファイナンス」の調査によると、現代自のブランド価値は世界の企業で213位の43億ドル(約3440億円)にとどまった。17日の経済誌フォーブス(電子版)が報じた。
日本のホンダは現代自より販売台数が少ないものの、ブランド価値は163億ドル(約1兆3050億円)で、現代自の4倍だった。現代自は優れた品質と合理的な価格で海外の消費者の間に浸透できたが、まだ消費者の心の奥深くに入り込むことはできずにいることを示す数字だ。
■IT企業のブランド価値も伸びず
情報技術(IT)業界も同様だ。サムスン電子、LG電子はテレビ、携帯電話、半導体、液晶パネルの各市場でシェア1-2位を争っているが、ブランド価値は海外の競合企業にかなり劣る。
ブランド・ファイナンスの調査によると、ブランド価値が世界で最も高いのは、インターネット検索最大手のグーグルで443億ドル(約3兆5460億円)だ。サムスン電子はグーグルより売上高が約4倍多いが、ブランド価値はグーグルの半分にすぎない。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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